だからお前は売れないんだと面と向かって言われた経験。

とあるイベントでの話。普通ライブ会場としては貸していない素敵な場所を特別に貸してくださったオーナーさんがいて、そこの間に入ってイベントを仕切ってくれる友人が誘ってくれたので、僕とミュージシャン仲間2人でライブをすることになりました。

その場所は一等地にある、通常は撮影などに使われるようなスタジオ。装飾も綺麗だしテンション上がる場所で、僕らは現場に入るなり、その備品のソファーに座って写真をとったりして遊んでいました。

思えばその時点で、オーナーさんは気を悪くしてた様子。備品で撮影などには使うものだけど、無断で見ず知らずのクソガキどもがわーわー遊んでる。ここを貸してもらえている経緯もあまり知らない僕らは無邪気なもんでしたw

そしてライブが終わった時、オーナーさんの怒りが爆発。おそらくその運営してくれた友人も、慣れていないせいもあって段取りなど細かく詰めていなかったのもあり、いろいろなところで不手際があったのでしょう。僕が呼び出され、最初に言われたことには

だいたい挨拶もろくにしてこないし、そこらへんのもので遊んで、お前らが使うためにあるわけじゃないんだ。大した実力もないのに、そんなんだから売れないんだよ

挨拶に関しては、普通の現場に入った時に大きな声でみなさんに向けて挨拶はしたつもりでした。備品も配慮が足りなかったし、それで怒られたのならすいませんですが、だから売れないんだよ は流石にかちんと来てしまって、強く言い返したのを覚えてますが・・

改めて思い返してみると図星だったのかも。

しかし、ある程度大人になった今思い返してみると図星だったところもあるなと思います。音楽をやらせてもらえるという環境は当たり前じゃない。だから常に周りの人に感謝を忘れず、スタッフの方々にも配慮を忘れず、状況を把握していれば万事うまくいって、さらにその人がいろいろな応援をしてくれていたかもしれない。

そのオーナーさんにもプライドがあって、こちらにも若いなりにもプライドがある。しかしあの状況で、成功するためのマインドをきちんと持っていたなら、まずオーナーさんを最大限に尊重するのが当たり前。若くて、権威に媚びたりするのが大嫌い!みたいな生意気さもあった若者はその時そんな配慮はできなかった。

なんのことはない、最初から周りの状況をよく見て、今日の現場がどうやって生まれたのかという経緯を把握して、スタッフの人たちに状況を聞いて、こちらから最初に挨拶と感謝をきちんと伝えておけばよかっただけ。媚びるでもなんでもない、当たり前の敬意。

それがあるだけで印象が180度変わるのに、そんな簡単なことをせずに全てを台無しにするなんてもったいなすぎる話。

本当に、業界でも上に行けば行くほど挨拶や礼儀が大切になる場面がある気がしていて、そんなささいなことではあるけれど、確実に自分の人生に影響を与えているんですね。

僕もいまだに意識が足りないところ、配慮が足りないところがたくさんあると思うのだけど、そんな風に過去の出来事を分析してみたりすると、そこからどんな風にチャンスが広がって行くかということが容易に想像できますね。

あらためて、挨拶や礼儀は大切です!!!という教訓でした。