自分の成功、自分の成長、それは誰かに喜んでもらうことの先にしかない。

夢や目標に向かって生きるのは素晴らしい。そして多くの人にそれを公言する方が成功に近づける。それを否定しませんが、それを大体的にアピールするだけでMCが終わってしまうような人がたまにいますね。

若くて野心的で、向上心があるのは素晴らしいことだと思いますが、それってあくまで、その人のパフォーマンスなり努力なり人柄がきちんと見えた上で、心から応援したいな、と思ってくれた人にだけ届く事だと思うんです。

やってる内容も中途半端で、あんまりいいと思えないような内容だったら、なんか口先だけ夢を語ってるみたいな感じに見えませんか?

それだったら、音楽で多くの人に笑顔になってほしい!今はまだその力が足りないかもしれないけど頑張りますので応援よろしくお願いします、とかの方が共感されるはず。その先に自分の成功があるわけです。

僕はどうしても武道館でライブしたいんです!応援してください、といきなり言われてもそりゃみんなやりたいよねとなる。あくまで、多くの人が共感してくれるようなパフォーマンスなのか、思想なのか、そういうものが先にあるべきなので、そこを先走って自分の願望だけ言ってしまうのはある意味自分の事しか考えてないようにも捉えられるので、気をつけた方がいいかもしれませんね。

自分、自分ではなく、その時間、空間をいかに素晴らしいものにできるか。

アーティストは自分が商品のようなものですから、自分に意識が行きがちなのは仕方がないと思います。でも考え方としては、自分が音楽を通して、宇宙的な一体感のようなものを生み出すことによって、その場を素晴らしいものにする。その結果、その場を作り出したアーティストが認められる、というのがいいと僕は思っています。

アーティスト自身がカリスマ、と神のように扱われる場合もありますが、僕はアーティストはシャーマンみたいなものだと思っていて、"神を降臨させる役目"とでもいうか、伝統的に芸能人はそういう役割を担っているのではないかと思います。

だからこそ、自意識過剰すぎると俗物っぽい感じになって入り込めない、というような事になるのかも。あくまで中心は自分ではなく、その場所、空間に、音楽の神を降臨させること!ちょっと宗教ちっくな言い方になってしまいましたが、そんな風に思ってライブに挑んでみたら、意識も変わるのではないでしょうか??