演奏不安は、本能の緊急事態司令?
演奏に対する不安だけでなく、大切な場面で緊張するということはだいたい、人間が持っている防衛本能が働くためとされています。
危険な状況の時に、そこからすぐに逃げ出さなきゃいけない!!というような体の状態。心臓は興奮して鼓動が高くなり、手に汗握ったり、震えて来たり。それは人として危険を察知するために大切な反応なわけです。
ただ、演奏という本来なら楽しいはずのものが、失敗に対する不安によって危険信号が発せられてしまう。それはやっぱり楽しくないですよね。
そこから脱するために必要なこと、それは適切に準備する、ということに尽きる。
当たり前すぎて、真面目すぎてつまらないですがw やっぱり色々考えて来てそれしかないと思うんです。ただ、”適切に”ということが鍵。
自己評価をまず適切にする。
自分にできること、できないことをまずはっきりさせる。そのために客観的にたくさん自分の録音を聞いてみる、というのを特に初期ではオススメしてます。
究極的に言うと、音を出している時に自分のプレイがよかったかよくなかったか判断できないと話にならないので、録音を聞かないと自分のプレイを客観的に聞けないというのではダメ。
それをきちんとできるようになったら、練習の効率も上がっていきますよね。
そして、自分の技量を超えたチャレンジは本番ではしない。なんとなくできるだろうと思っている部分があると、本番前に急にそこができるかどうか不安になって案の定間違えるというようなことありませんか??歌だと、高音部分が不安になって結局本番力みすぎて裏返るとかはよくある話。
そして、当たり前にできることだけで本番を構成する。そうすればとりあえずは、技術的な面での不安はなくなると思います。それを超えたら根本的なアーティストとしての自信の部分へ。
根拠はなくても自信がある人とない人。
自信は実力以上に大きくても小さくてもダメ、と思っていて、それをいかに適切にできるか?ということがアーティストの大切な能力だと思います。つまり自分を客観視できる能力ですね。
しかし、アートって根本的に、自分の内面から溢れ出したものを表現するものなのでそこに対して自信も何もないはずというか。
逆に頭で色々考えすぎる人に限って、ああしなきゃこうしなきゃと自滅してしまうパターンが多いです。そう言う人に僕なりにアドバイスするとしたら、練習している時から、どうすべきという一般的な理論や誰かの教えより、最後は自分の体が気持ちいいか?ということを正解の判断基準にすべき、ということ。
いい音を出している時は必ず体が気持ちいいと思うんです。体が気持ちいい音を出すために音楽やってるんだから当たり前ですよね。それを追求することが練習じゃないかなと。
最後には、諸々の経験値が大切なのは言うまでもないのですが、参考にしてみてください!