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お金ではないものを求め始めた世代。

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Hiroshi Yoshida

2021-4-11

最近の若い世代はいろいろと語られるように、上の世代のようにいろいろな欲がなく、世界に貢献するというような価値観をライフスタイルに取り込んでいるような気もします。

環境問題、社会問題を考えることをかっこいいことにできるか。

意識高い系、などという言葉で揶揄されることもありますが、最近の世界の潮流として、環境や世界のことを考えて行動、選択することがクールという流れが出てきつつあるように思いますね。

とはいえ一方で、それは生活に余裕があるからできることだとか、実際セレブやエリートを中心にムーブメントは作られているような気もしていて、新たな分断を生みそうな気配もします。

現代は貧富の差が激しくなりすぎていて、ある一定の価値観を全員に適用するのがますます難しくなっているのではないかと思っていて

どのメディアに日常的に接しているかによっても社会の見え方が全く違っている。そういう広い視野で社会のことを考える時間が少しでもある人はまだ良くて

ひたすら目の前のことをやり、無意識化に表示される広告的なものに突き動かされているような人生を送っている人も多いのでは。

意識高い系、とはよく言ったもので、いつの時代も日々の選択を意識してできているという人はそもそも少ないのが現実だと思うんですよね。

まず、自分がどうしたいか、どんな世界でどんな日々を生きることができたら理想だと心の底から思えるか。それはまずは自分の中に浮かぶ究極の夢みたいなものでいいと思っていて、それを考えていったときにどうしても自分だけ良ければよい、では息詰まることがすぐにわかるはず。

それがわかれば、環境や社会の問題も、常に自分にかかわっていることであって、かっこいいもなにもない、当たり前のことになるのかもしれませんね。