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ミュージシャンにサポートを頼む時、伝えるべき3つの数字。

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Hiroshi Yoshida

2017-10-21

LIVEARTISTではレッスン以外にもライブのサポートしてくれるプロのミュージシャンを紹介したりもしているのですが、まだまだ要領を得ない部分もありまして。備忘録、今後の手引きとして、ミュージシャンに仕事を頼む時の手順、絶対伝えるべきことなどをまとめて見ます。

この3つの数字は最初に伝えるべき!!

これ、やらない人も多いんですけど、最初に伝えておくと話がスムーズだったり、好印象なのでぜひ実践してみましょう。

①期日と大体の拘束時間。

ライブ、レコーディングの期日、入り、終了時間はもちろん、リハーサルをやる予定があるのかどうかも最初に伝えるべき。

②曲数、内容のボリュームなどをなるべく具体的に。

内容によって事前の練習がどのくらい必要になるかなどは全然違う。楽譜のあるなしなどによっても違うので素直に現状を伝えるべき。

楽譜はプレイヤーさんがやりやすい形式じゃないとできない場合も多いので、わからないなら素直にわからないけどどうしたらいいかと聞いたほうがいいでしょう。

③そして何よりギャラの金額!!

これ、企業とのやりとりでもぼんやりさせたまま進める人おおいんですよねえ。やるかやらないかの判断材料として、プロなら金額も考慮して当然。

あとは経費ですね。交通費、特に車が必要になるような機材を持ち込む場合は駐車場代も考慮しなければいけません。その辺も内容次第で聞いて見ましょう。

以上、当然だなあと思う内容なんですが、最初にとりあえず空いているかどうかだけ聞くパターンとか、判断材料に困って受ける側としては返しにくかったり。

その辺は安く買い叩かれがちなミュージシャンにとって一番繊細なところなので、予算がないならないなりに、最初に誠意をもって必要な情報と心意気をきっちり伝えることが大切だと思います。

業界で本当にやっていきたいなら何より信頼が大事。本当に狭い業界ですから、一度悪い噂がたったら取り消すのも至難の技です。

しかし、ミュージシャンというのはやっぱりそういう契約、決め事が苦手な人が多いんですよね。素晴らしいプレイヤーでも反面ものすごく適当な部分があったり。

そんな意味でも、仕事としてきっちりやっていける人は最低限社会人として当たり前のマナー、信頼を守れる人だけです。

とはいえ、僕も長年いろいろと周りの方々に助けてもらいながら、お金の面では結果として不義理を働いてしまった部分もたくさんあるのですが・・

音楽でお金を稼ぐために苦労しているのはみんな同じ。だからこそ、ミュージシャンであればやっていることが結果として大してお金にならなかった、なんてことはある程度覚悟しています。

それでもやろうと思うかどうか。それはその人のパフォーマンス、ポテンシャルもあるでしょうが、どれだけ信頼できそうかということは長い目で見れば一番大切なことだなとつくづく感じる今日この頃です。