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アーティストには瞑想をオススメする理由。

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Hiroshi Yoshida

2016-05-09

最近ではスティーブジョブスなどの影響でビジネスマンの間でも流行しつつある瞑想。アーティストにとってもいいことがたくさんあるんです。

ビートルズもやっていたという瞑想。修行のように捉えなくてもOK。

瞑想と聞くとほとんどの人は宗教的な印象を持ち、精神世界や霊界とのつながり、悟り、などなんだか入ってはいけない世界の入り口のように捉えられるかもしれませんね。

しかし、瞑想はもっと気軽な意味でも、心と体を深く休めることができる古来からの知恵だと言えます。瞑想をしているだけで、睡眠するより3倍も体を休めることができ、体内の免疫機能やバランスを自動的に整えるしくみが働き始めます。脳内物質も活発に放出されるようになって、気持ちも安定するようになります。

精神面でも、頭に浮かんでくるいろいろなノイズのような考えをただじっと眺めるようにすることで、自分の考え=エゴ、のようなものを俯瞰的に見ることができ、心が整理しやすくなるんですね。

僕も最近瞑想を習慣にしてみましたが、感じている効果として

①感情をコントロールしやすくなった。

特にイライラに対して、一歩引いたところで、あ、今怒ってるな、ということが見えるようになり、感情に流されにくくなりました。余計にものを食べたいというような気持ちも抑制されるように思います。

②閃き、アイデアが鮮明に浮かぶことが増えた。

これはアーティストとしては注目すべきことだと思います。決して瞑想中に浮かぶわけではないんですが、いつもリラックスできるようになったのか、ふとした時に浮かぶアイデアが鮮明になった気がします。

③感動、感覚のレベルが深くなった。

音楽がよりリアルに感じられたり、味を繊細に感じたり、自然の美しさに感動したり、少しづつですが、感じ方が深くなっている気がします。これも感受性を磨く上で大切なことですね。

瞑想ってどんな風にやればいいの??

というわけで、じゃあどんな風に?やればいいのかというと、いわゆる座禅を組んで姿勢を正して、というのももちろんいいと思いますが、気軽に始めるという意味では椅子に座ったままがおすすめです。

手を膝の上に置いて、姿勢は骨盤を立てた状態で座り背筋は曲げない。呼吸はお腹から息をながく、細く、10秒以上吐いて、自然に吸い、数秒止めてからまた吐く、というのがわかりやすいでしょう。苦しくなったら自然に呼吸して、ちょうどいいところを見つけてください。とにかくゆっくり、細くながく深く呼吸できればOKです。

無心で何も考えないようになれたらもちろん素晴らしいのですが、頭の中にいろいろ考えが浮かんでくると思います。それを無理に消そう消そうとしたりするとかえって悪循環になるかもしれません。あ、考えてるな、また考えてるな、とその考えを客観的にただ眺められるようにすればいいと思います。

1日5分、10分でもいいので、習慣にしてみたらいかがでしょうか?もっといろいろやってみたいと思ったらこちらの本はおすすめですよ。

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