声の土台はやっぱり呼吸?
フースラーメソッドなどを学んで来た僕にとっては、呼吸や体幹の支えというのはずっと謎でした。呼吸は関係がないとい言い切る先生もいるし、伝統的な腹式呼吸がよいとする先生もいる。
いろいろな考え方を独自に知識として学んだり、習ったりしつつ、あとは自分自身が歌手としてやってきたこと、取り入れてみると効果があると感じること、結局よくわからなかったこと、いろいろあるんですが
そういう知識体験を総合して独自のレッスンメソッドを作っている。実際の歌手はボイトレマニアになる必要も全くないと思うのですが、僕は自分がボイトレを教えるようになってから自分自身が一番成長したと思うし、それをレッスンでフィードバックできてるのではないかと思っております。
とまあ、そんな実践の中で効果があることとして、やっぱり呼吸の意識はすぐに何かを改善できる可能性があるなあと感じてます。
呼吸器官は自然に仕事をする、というのがフースラーメソッドの考え方ではありますが、現場でいうとそもそも呼吸が浅い人はものすごく多くて、生活習慣から姿勢が悪い人もとても多いわけです。
そういう人に、自然に、とか脱力、とかいう話をしても、あまり良い結果に繋がらない場合が多い気がしていて。
まず、その人の本来持っている大声を出してみて、基準をそこに設定しないと発声の問題がわからないことも多い。小さい声で歌っていたら、地声と裏声のチェンジもわかりづらく、まず声出して見て?としか言えないんだけど、そもそも大きな声の出し方がよくわかりませんみたいな人は意外と多いんですよね。
だから、まず単純な話、息を大きくすって、大きな声だしてみて!みたいなことが劇的に何かを掴むきっかけになるパターンは多いんです。
こじんまりしたサイズで小綺麗にまとまるな!
歌がちょっとうまい人が陥りガチなパターンがこれ。細かいテクニックは上手だけど、そもそも音量があまり出ていなくて、わーっと人を圧倒するような勢いが出せていないパターン。
それはすなわち、体が持っているポテンシャルを100パーセント発揮できていない、楽器を鳴らしきれていないということなので、もったいないというのもあるけど、
歌手としては、本当はもっと自分が心から震えるような(物理的にも、波動が大きい方が心が震えるというのは経験上思います。)歌が歌える可能性があるのにそこに気づけていないような状態ではないかと思うわけです。
もちろん、誰が一番大声で歌えるか競争ではないんですけど、自分が出せる最大の音量はどこか?ということを追求するのはボイトレ的にもいいことがたくさんあると思うんです。
大声を何も考えずに出してしまったら、喉を締めすぎて痛める、という人が最初は大半でしょう。だからこそ、ボイトレがいるんです!!!
どうやったら、喉を傷めず、音も痛くならず、無駄な力も使わずに大声が出せるか??そこにボイトレ的に大切なことがたくさん含まれています。