Hiroshi Yoshida
2015-08-09
歌をつくるための方法は大体以下の3つ。
これが一番簡単だけど、伴奏をつけてくれる人を探すのが難しい場合も。プロでもシンガーの人が伴奏のできる人と一緒に曲を作って、作曲者は本人だけになっているパターンはよくあります。
R&Bなどで主流のやり方ですが、JPOPでもダンス系などではよくあるやり方です。海外の作家のトラックの上に日本人でもわかりやすいようなメロディを乗せなおすというのは、昨今のEDM系のJPOPの楽曲でもよくある話ですね。
世界のPOPシーンではそれぞれの得意分野のプロが数人集まって一緒に曲をつくるCo-writeというのが主流になっていて、作曲者のクレジットにたくさんの人の名前が載っている楽曲も多いです。
しかし、日本では古典的な歌謡曲メロディの文化が根強く残っているので、コード進行もループしてるだけのものより、展開をつくった方が分かりやすいので、歌謡曲的なJPOPのメロディをつくるなら、共作はあまり向かないのでは??と思います。
これができれば大体のことには対応できます。簡単なコード譜面を書いて、バンドメンバーに伝えられたらアレンジもできるし、いろんな世界が広がると思います。
何より頭の中で鳴っているコードを具体的に指示できれば、自分が歌っていても違和感なく歌えるでしょう。コードがわからないで人まかせにしていると、ここなんかちょっと違うんだよな・・でもどう違うか伝えられないからどうしようかな・・みたいなことになります。
①、②の作り方なら、特に理論は知らなくても大丈夫です。特にシンガーに多いですが、センスと感覚だけでメロディをつくっている人は多いです。また、シンガーでなくても鼻歌でメロディだけ作って作曲家として活動している人もいます。
ただ、やっぱり完成させるまでに人の手を借りないといけないのでいろいろな制約は生まれると思います。誰かと共作するのがいいのか、自分で完結させるのがいいのかは、時と場合によると思いますが、どちらもできたらベストですね。
そうすると③のレベルまで達したいとなるんですが、そうなるとある程度の音楽理論を習得した方が結果として上達が早くなると思います。
難しい理屈は嫌いだーという人は、とりあえずキーの概念だけわかるようにしましょう。あとはいろいろな曲をコピーして慣用句としていろいろなコード進行をひたすら覚えるだけでもいいし、実際そういう実践的な感覚の方が理論より大事です。
理論を完璧にマスターしているよりは、好きな曲とコード進行をたくさん暗記している方が実践的な感覚が身につくと思います。あとはキーを自在に変えられればいいだけですからね。
僕がよくやったのは、このサイトなどを参考にして、知っている曲の進行なども一回メジャーならCのキー、マイナーならAmのキーに置き換えて弾いてみる。とかですかね。キーの中でそのコードがなんの役割か、ということがわかればオッケーです。
その辺りのキーの話などはまたおいおい書いていきたいと思います!