Hiroshi Yoshida
2015-07-10
新人のデビュー前の音源プロデュースに関わらせてもらったりして、メジャーレーベルや大手事務所の担当者さんとお話させてもらう機会もあるんですが、その時に聞いた話。
中途半端に歌がうまくて可愛いとかよりは、歌が下手でもすこぶるビジュアルがいいとか、ダンスがうまいとか、キャラが面白いとか、何か飛び抜けたものがないと、心が動かないんですよねー
こういう話、どんなとこでもあるんです。
僕も共感するなーと思うのは
技術としての歌のうまさは、
芸能という意味では売りになりにくい。
なぜなら、他との圧倒的な違いが見えにくいから。
100メートル走で9,90と9,85で競ってる人がいて、うーんやっぱり9,85の人の方が才能あるのかなー??ってなるより
100メートル走なのにあいつ後ろ向きに走ってるよー!!みたいな人が現れた方が面白がられたり。
芸能ってルールを壊していくことが面白さだったり、そもそもルールなんてない世界ですからね。
個性とは出すものではなく、溢れ出るもの。 – LIVEARTIST
ここで語ったことと矛盾して聞こえるところはあるかもしれませんが。目新しさのないものはすぐに飽きられてしまう世界で、とりあえず世にでるきっかけとして、戦略的に売りを立てるというのは大いにありだと思います。
ただ、それだけでは長続きしないよって話です。
この話の教訓としてもう一つ最後に強調したいのは、どんなやり方でも、どんなスタイルでもいいけど
ってことです。悔いのないように、圧倒的な何かを見せつけてやりましょう!!!