5月に6年ぶりに再開した J-POP JAM。ルーツである渋谷UNDER DEER LOUNGEから今回初めて下北沢SPREADへ移動して、年内最後の開催となります。
5月から毎月の開催で、様々な出会い、素晴らしい瞬間を共有できたことをまずご来場いただいた皆様に感謝するとともに、正直に今回の場所変更に至った経緯を説明させていただきたいと思います。
端的に言えば、採算が合わないという1点です。これはスタート当初から潜在的にあった課題でした。
J-POP JAMは、プロのホストが主催するJ-POPだけに限定したセッション、というだけでも独特のものだったと思いますが、それ以上に場所の豪華さ、ホストの人数、2つのステージ、システム、スタッフ、特別企画、、など、ただのジャムセッションという以上にスペシャルな内容を作ってきました。それは、セッションの規模を大きくすれば、どこかで採算が取れるだろうという試みの連続でもありました。
5月からの毎月開催でまた色々と試みてきたのですがなかなか難しく、一旦立ち止まって本質的な価値を考えてみたときに、プロのホストが主催する、日本の演奏現場のマナーに沿った、日本の音楽中心のジャムセッション、という本質的な価値にフォーカスした方がいいのでは、とみんなで話合いました。
僕がJ-POP JAMをやる理由はこちらに書いていますが、
なぜ、J-POP JAMをやるのか
音楽を続けていくにはたくさんのハードルがあります。バンド、ライブ、練習、それらすべてにお金も時間も、出会いも環境もいる。僕が続けてこられたのは、続けられる場所があったからです。その大きなものがジャムセッションでした。
ただ、セッションそのものにもハードルがあります。ジャズはソウルは技術的に難しかったり馴染みがなかったりする。でもJ-POPなら曲はみんな知っています。僕はボーカルの先生をしていたので、歌いたい人がたくさんいることは分かっていました。
とはいえ、J-POPは展開が複雑なので洋楽のようにその場の記憶だけではバンドの演奏が成り立たないものが多い。譜面ありきで演奏する、それがプロの現場でも標準です。その場のノリで音を出し合うセッションに僕は育ててもらったし、それはそれで素晴らしい。けれど、譜面に沿って忠実にサポートをやる演奏の良さも現場には確かにある。そういう人が行きたいと思えるセッションはあまりない。だから、J-POP JAMはそれを追求していく方が面白いんじゃないか、という結論にいたりました。
事前に譜面を共有して、準備して、合わせる、という流れを共有できることはアプリとも相性がいい。それこそが核になり得るだろうと思います。
例としては、バンド経験があって楽器はそれなりに弾けるけど、流石にその場では無理、、というような楽器プレイヤーは日本中にたくさんいるはずで、そういう人が、思い入れのある数曲だけコピーしてきて、やりたい曲でエントリーしてくれたら、1、2曲だけでも一緒に演奏できる。そして新しいミュージシャンとの出会いができていく。
下北沢といえば、大昔からバンド文化の中心地。ここで日本語ロックシーンとか、いろんなシーンと繋がることができたら、もっと面白いことになりそう!そしてもう一つは、私たちJ-POP JAMチームの核と言っても過言ではない、元UDL店長多田さんの多田バーのごく近所というところも大きなポイント!
まだまだ、アプリの使いにくさ、譜面の不完全さ、いろいろな課題はありますが、それはイベントが続いていくなかで少しづつ完成されていくものだと思います。ぜひ今後とも皆様のご意見をお待ちしております。
ということで、新しいJ-POP JAMが、かかわっていただける皆さんの音楽人生を少しでも豊かなものに、そして誰かの生きがいを生み出すようなものになったら、メンバー一同本当に嬉しく思います。11/25@下北沢SPREADでお会いできますように!
予約・詳細はこちらで
https://jam.liveartist.info/jpopjam