思っている以上に人は忘れるし、あなたに関心もないし、過去はすぐに塗り替えられる。

いくら言っても、自分のパフォーマンスに自信がなくて人前に出れなかったり、作品を公開できない人がいるんですが、なぜか分析してみると自意識過剰というケースが結構あります。

自意識過剰-wiki

自意識過剰というと、やたら自撮りをアップするとかナルシスト?的な方向性のことを言う人も多いかもしれませんが、このウィキペディアの解説は割と腑に落ちますね。

アーティストとして成長していくうえで、ナルシスト的な傾向や自分大好き!な傾向はむしろ良いと思っていて、僕の思う自意識過剰というのとちょっと違うのでそれは分けて考えて、

自分がどう見られているか過剰に気にする、というのはとくに成長段階で障害にもなりえます。誰もが思春期のころ容姿が過剰に気になっていた時期があったりすると思いますが、それによって行動できなくなったパターン、自信を過度に失ったパターンは思い当たるのではないでしょうか?

それがチャレンジするきっかけを奪い、成長するチャンス、そして逆に人から良い評価をもらえるチャンスを奪ってしまう。

自分の良いところを見ず悪いところばかり過剰に気にして、他人は全然そんなポイント気にしてないよ、ということがわからない。

そんな意味でも、特にアーティストは一回丸裸をさらす 経験が必要だと思うんです。

正直いってそういう意味での自意識過剰状態はアーティストとしてよくない。なぜならそれは 自分の作品やパフォーマンス、自分自身を適切に分析できていない ということだから。

たちの悪いことに、そういう人に限って自分はとても高いハードルを自分に課しているから、そうやって自分への評価を過度に厳しくすることがよいことだと思っている節がある。いわゆる完璧主義ですね。

結局、最終的に人に喜んでもらうことを目的としているなら、人に聞いてもらわないことには何が喜ばれるかなんてわからないし、人がどのポイントを喜ぶかもわからない。

なのに最初から自分で自分の設定を決めてしまって、しかもそれがものすごく難しいもんだから永遠にたどり着けない。負の循環。

そしてさらに大切なのは、そういった傾向の人は理想の基準を自分の中から生まれる良いという感覚ではなく、世間の価値観での基準に合わせてしまっていることが多くて、つまりその価値観の設定も、世間的な評価、自分がどうみられるかの評価を過剰に気にしているところから発している場合が多い。

無意識に、すごく成功している誰かみたいな風になれないとダメだ、ということばかり気にしているんですよね。

成功していくアーティストは、若いうちから成功したりするわけですよね。つまり経験値、完成度、クオリティの面から言えば、ベテランのプロにかなうはずがない。

なぜそういうアーティストは売れるのでしょうか?それは独自の感覚で、良いと思うものを独自の感覚で成立させて、それはそれで新しい形で完成されているね、というところまで作っているからです。

むしろそういうプロセスこそが音楽の歴史を進めてきたし、時代を作ってきた。だから結局、心の中の独自の感覚、というものを見つけて、育てて、ちょっといびつだったり、世間的にはプロっぽくないかもしれないけど、僕はこれよいと思う!

という感性、作品に自信をもてるようにならないと何も進まない。あとは、何を目指しているか?というところも大切。大衆的なヒットを目指しているのか?技術で勝負するような世界を目指しているのか?特定の人たちに受け入れられるような音楽を目指しているのか? のか?

それによってできるものは違うし、投げる方向も違うし、結果の満足度も違って当然。結局はあなたにはあなただけの成功法則があって、あなただけの完成がある。それを決めるのはあなた。

そのマインドをわすれてしまったら、永遠にさまようことになりがちな気がしています。