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音楽の気持ちよさを常に感じていれば。

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Hiroshi Yoshida

2021-5-8

何のために音楽をやっているのか?それは気持ちいいからに他ならないはずですが、ときよりそれを見失いがちになるときがありますね。

何かを成し遂げることが目的になった時にわからなくなるもの。

歌っていて楽しい、体が気持ちいい、リズムに乗って揺れているだけで気持ちいい、気持ちが昂る、うれしいたのしい。そういう感情がまずあって、音楽を聴いたり奏でたりする意味がある。

最初はだれもがうまくできるわけではないですが、そういった感覚が少しでもあるからもっとやりたいと思えるし、何より日々の彩りになる。そうやって豊かに生きることができさえすれば、結果なんてどうでもよいこと。

そのはずが、何かを目指し始めるとこれじゃダメ、ダメ、という思考になって楽しくなくなる。何事にもそういう時期があるかもしれません。

誰かとの比較という意味でいうと、常に上には上がいるので、永遠にたどり着けない、勝ちえないものがある。だからこそ自分の中から生まれるもの、自分の中からしか生まれないものを誰かに認めてもらえた時に本当に自分の居場所がわかる。

その居場所で、自分がやっていることを心地よい、気持ちいいと思えないなんてことはあり得ないわけですから、自分の心は常にこれいいなあ、気持ちいいなあ、最高だなあと感じられていなければ嘘になってしまいます。

僕も日々いろいろなことをやっていますが、仕事としてでも音楽を奏でたり歌ったときにいつも幸せというか、心地よさ、感動を感じて泣きそうになることさえあります笑 そう思えない時期もあったのですが、やっぱりその時には何もうまくいっていなかったと思えますね。

正解のようなものを目指して頑張るのも無駄ではないと思いますが、その正解は生まれたときから誰もがもっていて、ただそうして、何かにとらわれたときに忘れてしまうようなものなのかもしれませんね。