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やめたいときこそ、続けどき。

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Hiroshi Yoshida

2018-12-12

何かを続けようと思って始めたけど、結局途中で飽きてしまって続かない。そんな時こそ、新しい視点でそれを捉え直して、新鮮な気持ちで続けられるように発想を変えるべき。

少しでも続けてきたことは、すでに成長する準備ができていること。

物事を始める時は、最初が一番エネルギーを使います。そしてそれを乗り越えられるということは、かなりワクワク度が高くてモチベーションもマックスの状態。

しかしそれを継続するというのはやっぱり難しいですね。人間が変わろうとする時は、生命の危機がない限り 現状維持の本能が働きますので、やめる理由をいろいろポジティブにに考えて昔の自分に戻ろうとします。

今までの習慣から本気で抜け出すのは結構難しいですよね。ダイエットなんて一番わかりやすい例です。でも、最初に始めるところから少しでも続けてきたことは、いわば ようやく体が変わろうとしてきた状態。そこからまた新しい違うことを初めてしまえば、エネルギーとしてはとてももったいない。つまり、 一度始めたことをやめることはいろんな面で損をする、ということにもなります。

数年続いたこともやめてしまえば仕事レベルにはならない。

みんな何かを始める時は理想を描いて始めたはずです。理想ではない仕事についた人でも、強制的にやらされていれば次第に仕事をこなせるようになり、そしてだんだんとうまくやれるようになっていく。そうしてるうちに自分がその分野で数少ない"できる人間"になっていき、やりがいを見出したり、それが自信になったりしていく。

不思議なことに、趣味や、余暇でやることは続かないのに、 仕事は強制されるからつづく。そしてうまくなるから自信もつく。

つまり、うまく行かないことがあっても、続けたからこそ仕事になり、自信もつき、いいところまでいけるというシンプルな法則。

強制されないと続かない。そして環境の大切さ。

人は所詮そのような意思の弱さ、流されやすさ、現状維持の本能がありますので、物事を続ける時には強制力と環境を変えることが一番大切。

手っ取り早いのは、誰かに見てもらう、生活のルーティーンの中に組み込む、目標を壁に貼る、付き合う人間を変えるなど。

時に、 いやいや続けている時期があったとしても、やらないよりは成長しているし、その中であらたな発見をしてまた楽しくなるということの繰り返し

どこでどんなことをやり始めたとしても、最初の理想があったはずなので、それを続けることができなくなったらきっと何をやっても続かない、変わることのできない自分、という失望を生んでしまいます。

人生は一度きり。時間はあっという間に過ぎて行きます。少しでも理想の自分に近づけるように、できれば楽しんでいろんなことを続けていきたいですね。