日本のボーカリストはリズムの意識が弱い??

僕はギターを練習した時に初めて、メトロノームを使って練習することの大切さに気づき、そこから“自分の中にリズムの軸がないと、リスナーにリズムを感じさせられないんだ!”いうことを学びました。

やっぱりそこまでは、自分のリズムに対する意識は弱かったと思います。楽器奏者なら当たり前のようにメトロノームを使った練習をするものですが、ボーカルはそういう習慣がない人がほとんどですよね??

海外のR&Bを聞いていると、トラック(オケ)の音数が極端に少ないようなものでも、曲としてとてもグルーブしていてなにか足りないというような感じがしないのに、

同じようなトラックで日本人が歌っていると途端にスッカスカに聞こえたりすることがあると思うんですが、それはやっぱり歌のグルーブの力じゃないでしょうか?

うまい人は歌だけで強力なグルーヴを生み出して、全体を引っ張ることができるのです。

グルーブを生み出すために必要な土台が、メトロノームで刻むように、ある一定のパルスを自分の中で保てるスキルなんですね。それがリズムの土台になります。

その土台のうえで、ジャストのタイミングで入ったりちょっと遅れたりしながら自由に動き回れることができれば、もっと歌がうまくなるし、歌っていて心地よく、楽しくなります。

多くの日本人は真面目な人ほど、とにかくジャストで入ることばかり意識しがちになって、力んでツッコミ気味になったり、合ってはいるけどグルーヴはしてない…という人が多い気がします。

しかしながら、とりあえずの練習としては、メトロノームにジャストで合わせられるようになる、というのが基本です。ジャストで合わせられるということは、意図的に外すこともできるということです。

なれるまでは常に、一人で練習するとき何をするにもリズムを感じながらやったほうがいいです。カラオケならオケのリズムがあるからまだいいのですが、別にコチラに何か合わせてくれるわけではないので、合わせようという意識が弱くなってしまいます。

これが誰かと一緒にアカペラ等やると、きっちりみんなでリズムも合わせなくてはいけなくなるので、意識が変わってくるのですね。

メトロノームを使って練習する、というのが酷であれば、足で一定のテンポを刻みながら歌うとか、ゴスペルのように2拍4拍で手拍子を入れながら歌うとか、曲調によって常にそのグルーブを感じながら、歌のラインだけで、どういうリズムの曲なのかということが伝わる歌を歌えるようになりましょう。

メトロノームってなれるまではほんとにめんどくさいんですよね…わかります。でも、慣れると絶対あわせて練習する方が楽しいですよ。