Hiroshi Yoshida
2015-05-15
歌を真剣に学ぼうと思ったあなたが最初にぶつかる壁が
ミックスボイスではないだろうか?
巷にはいろいろな教則本もあり、いろいろな言葉だけが先行して
最初に思うこと、それは
ということではないだろうか。
地声と裏声が混ざった音!!とか説明を受けてもわからなくて当然。(僕はミドルボイス=ミックスボイスとして話しますね。)
自転車の乗り方をどれだけ言葉で教わってもわからないのと同じで、こればっかりは自分でつかんでもらうしかない。
そもそも、広い音域を楽に自由に歌えるようにするためのテクニックなので、これらのポイントがクリアできていればミックスだろうがファルセットだろうが地声だろうが定義としてはなんでもいい。
でもファルセットなら、サビの一番盛り上がる部分で力が弱くなってしまうだろうし、地声をひっぱってしまったら声帯の周りの筋肉に負担がかかりすぎて最後まで歌えなかったり、喉を締めた状態で張り上げて、がなってしまったりするだろうと思う。
つまり、歌っている本人もあんまり気持ち良く歌えないし、聞いている方もあまりいい歌だと思えない。
で、そもそも論に戻ると、歌を練習していく上で常に見失ってはいけないのは技術は目的を達成するためにあるってこと。
あなたの目的はいい歌をうたうこと。高いキーの歌が必ずしもいい歌とはかぎらない。そもそも、キーを下げることで解決することもあるし、高いキーで歌わなきゃいけない!なんてことは一ミリもない。
地声の音域だけで歌う、もしくは地声を引っ張って高音を出すスタイルで成功している歌手もたくさんいます。
でもね、
もしミックスボイスが自由自在につかえるようになったら、憧れたあの人のあの曲が歌えるようになる可能性があるわけで・・・そう考えると、あなたなりの表現の可能性を広げる意味でトライしてみる価値はあるのではないでしょうか??
時間をかけて少しづつ練習していきましょう!