Hiroshi Yoshida
2019-06-21
昨日リードの歌を数十回フルで歌い続けるというお仕事がありましてやって来たのですが、ワンマンライブと比較してもなかなか多いくらいの回数を歌い続けて、自分の喉の状態の変化に気が付いてきました。
声の出し方の問題もあると思いますが、僕は普通に歌うと結構地声が強いタイプなので、長時間歌い続けるとかすれやすい傾向があります。しかしそこをボイトレで少しづつ改善して来たわけですが、その真価が問われるような現場でした。
まあまあ歌った回数が多かったので、やっぱり後半はどうも閉鎖が弱くなるような感覚があり、少しがっと力を入れないと意図せず息っぽい声になってしまうような感じになったのですが
おそらく僕の自己分析では、閉鎖系の筋肉が疲労してきて無理やりハイラリっぽくしないと閉鎖できなくなる?みたいな感覚。
普段からハイラリ気味の人は、それをずっとやっているということですから、閉鎖が強くなりすぎていてすぐに疲労する、という分析もできますね。
究極の理想を言えば、常にミックスボイスで閉鎖を程よくコントロールし、地声のような張りを保ちつつ歌い続けられたら疲労も軽減できるのかなとか。で、いざという時だけ少し圧力を高くして音を大きく、張りを出す。
全部自分の歌い方でいける現場ならいいですが、例えば別の人が歌う用の歌を代わりに歌うというような場合は、その歌う本人のニュアンスに寄せていきたい。でも本人のレコーディング音源は結構無理して声を張っている音も入ってたりする・・
みたいなのはよくあるパターンで、それを全く同じように再現し続けるのはいろいろ無理があったりもするんだと思うんですが、そこは気合いと根性、工夫で地声の張り感を保ち続けるようなことを微妙にやっていたりしますw
でもそんな風に考えられるのも今までボイトレを教えて、研究して、積み重ねて来たからだなと思うので、久しぶりにこういう経験ができてとても勉強になりました!!