Hiroshi Yoshida
2017-10-24
最近は本当に幅広い年齢層のみなさんのレッスンをさせてもらう機会が多くて、僕も勉強させてもらっているのですが、厳しさが必要な場面に何を伝えたらいいか、まだまだ悩みはつきないわけで。
僕自身、ほとんど自分の意思一つでやってきたところがあるので、そもそも受け身の姿勢でいる人に何を伝えたらいいのか悩むことが多いんです。
よくよく考えると、小さい頃からあまり厳しい指導を受けたことがないような気がして。怒られるからやらなきゃいけない、というようなことって確かにあったかもしれないけど
もちろん現代社会で生きるために必要な躾のようなことなら、厳しい指導のおかげで自然に身についてきたことはたくさんあると思うけど
少なくとも何かを目指してやるということなら、自らやりたい、もっと上達したいから少しでも何かしたいという気持ちがあることが大前提。
受け身のまま、自分を一流にしてくれるんでしょ?というような姿勢でいる人はとてもじゃないけど、寝る間も惜しんで夢中になって追求している人にかなうわけがない。
どれだけポテンシャルが高くても、結局やり続けた人が最後に残る。それは絶対普遍の真実だと思います。
そんなわけで、僕は何かを強制したり、恐怖で支配したり、罰を与える代わりに何かをやらせるようなことはできません。僕がそういう指導をされたことがないので、イメージできないんですよねw
そして僕はむしろ、そういう指導をされたら反発するタイプでした。そして僕は自分のやり方でやるんだ、と自分で考えるタイプでした。
それが良かった部分も、悪かった部分もあると思っています。あのときこんな知識があれば違う可能性が開けたのに、ということも今になって思うところもあります。
しかし、今知識なんてネット上に溢れかえってますよね。聞きかじりの情報でも、まったくあてもなくトライし続けるよりはいいと思います。
ネットの情報は信憑性が低いというイメージもありますが、それも時間をかけて解消されると思います。なぜなら信憑性の高い情報をアップして、信用を稼いでアクセスが増えればそれは必ず広告になるから。
僕もそんなところを目指して、惜しげも無く本当に思っていること、現場で使っているノウハウを書いているつもりです。
でも、やっぱり最後はスキルより何より気持ち。何がしたいのか、どこにいきたいのか、そんな意思こそがあなたを特別なものにするのだと思います。
必要なのは情報としての知識じゃない。リアルな体験を通して芽生える確信に満ちた意思。それさえあれば、どんな情報にも振り回されることもなく、信念をもって行動し続けられる真のアーティストであり続けられるのではないでしょうか。