ライブにお客さんが来ないのを世間や時代のせいにする人たちにならないように。


集客ができない時、つい、世間はわかってないとか、時代がまちがってるとか?思いがちですよね。でもそういう考えって、どんだけ言ってても結局ただの愚痴で何の意味もないですよ。

”良い”だけで、勝手に人が動くと思っているのか?

予約の取れない店」が3年で閉店に追い込まれる理由

こちらの記事を見ていろいろ思うところ。普通に考えて、お客さんに”良い店なのになんで閉店するんですか?”と言われて、”あなたがきてくれないからです”と考えるのは筋違いですよね。

でも気持ちはとってもわかります。僕も散々お客さんを呼べないライブをやってきたので本当にわかります。でも、こういう発想しているうちは絶対に成功できません。

人はいろいろなことをしながら毎日生きています。たとえどんなに好きなお店や作品、アーティストがいたとしても、もっと重要な生きるための活動をみんなしているのです。何もアプローチしなければ人は必ず忘れる、ということを覚えておいてください。

だから、なぜ、自分のことを良いと思ってくれている人なのに、こちらからまた来てもらえるようなアプローチができなかったんだろう?と考えるべきなんです。

マーケティングの世界では、人が何かの商品に好意を持っているのに、それを買わなくなる理由、その大部分は、”連絡がないから”だと言われています。人は単純に忘れているんです。

僕も営業をやっていたのでわかりますが、営業先にとりあえず顔を出す、ということがなぜ大切か?そこで自分を思い出してもらうためです。実際、そこからいろんな仕事が生まれたりするんです。

素晴らしい音楽は、世の中にたくさんある。その中で、自分のことを特別に思ってもらうために。

『集客』

こちらのブログがミュージシャンあるあるな話ばかりでとても共感できたのでシェア。でも、僕も昔こんなことを考えていたけど、今ならもっと違う意見をいろいろ思いますね。

1、音楽の力じゃなくて性的魅力に人が注目しているような時代は・・

言いたいことはわかります。多分アイドルとかについてのことを言っているのでしょう。しかしアイドルの裏方で音楽を作っている人たちのスキルは正直彼より上です。やってきているレベルも違うし、思いや気合いやセンスでも負けてません。

なぜなら、プロで一線で活躍するっていうのは険しいハイレベルな戦いです。彼と同じようなところを経て、生き残った人たちだけがプロになれたわけです。だから、テレビに出ているアイドルの音楽からも、なぜこの曲が選ばれたのか?ということを考えたり、分析してみたら、人の心をとらえるために何が必要かということも学べるはずです。

2、何をもって”いい音楽”と言っているのか?

自分にとっても、聞いてくれるみんなにとってもいい音楽、というのが理想だと思いませんか?自分だけがいいと思うものなら、好きなだけ一人で突き詰めればいいでしょう。しかし、少しでも集客を念頭に入れているのならみんなにとってどうか、という部分も一緒に考えるべきでよすね。

この辺の考え方が難しいところ。芸術はとことん自分の内面を掘り下げることで、すべての人に共通するような心の深層を表現できて、共感を得れるという部分がありますよね。

だからある意味で、徹底的に自分の趣味を突き詰めることで、本質にいたれるということもあります。

いずれにしても、クオリティを決めるのはその方向性の深さとバランスだと思うのです。お客さんに受けることだけ考えてると自分がつまらなかったりするし、かといって自己満足になりすぎると誰もついてこない。

ただ、おそらくお客さんがついてこない、いいね!と思ってもらえない理由の多くは、”みんなにとってどうか”という視点が弱いせいではないでしょうか。

音楽は言葉と同じで、よく使われている言葉ならすぐに理解できるけど、あまり聞きなれない言葉は慣れないと理解できないという部分があります。

そういう意味で、もしすぐに結果を出したいのならば、なるべく分かりやすい言葉を使えるように努力してみるのも大切だと思いますよ。

多くの人が勘違いするように、分かりやすい=レベルが低いということは絶対ないし、それはそれで高度な技術が必要になります。そこを突き詰めていけば、また新しい世界が開けるのではないでしょうか。

3、人間性、音楽性、集客、を切り離して考える必要はない。

というわけで、まとめ的なことになりますが、このブログの彼のような悩みを抱えたミュージシャンはたくさんいると思います。僕もそうだったのでよくわかります。でも、”音楽を突き詰めていけば・・音楽さえ良ければ・・音楽が・・”と思いつめるようなことじゃなく、全部同時にバランスよくやったらいい話ですよね。

より良い音楽も追求して、ちゃんと練習して、時間があれば友達も作って、連絡先も聞いて、ライブの告知もちゃんとして、ライブの構成もちゃんと自信の持てる内容に考えて、終わったら感想も聞いてみて・・というような循環をポジティブに回していく。そうすることで、どんどん全体のクオリティも規模も上がっていくはず。

そもそも、こんな風に思い詰めているのは、確かにとても共感できて心を揺さぶられますが、人によっては重たいですよね。もっと普通に楽しめそうな場所になら行きたいと思う人も多いのでは??

そういう単純なことが、思い詰めてしまうとわからなくなってしまいます。ぜひ、原点に帰って、どんなライブが理想なのか、どんな風な思いをお客さんに持って帰って欲しいのか、考えていきたいところですね。

この記事を書いた人

吉田 博
吉田 博
2004年、早稲田大学政治経済学部卒業後に歌を志す。メーカー営業マンとして働く傍ら2010年久保田利伸全国ツアーのコーラスメンバーに選出され脱サラ。楽曲提供、全国全都道府県ギター弾き語りツアーなど敢行。西野カナ"Dear Bride"、"Esperanza"、"beloved"他多数作曲(共作)、AKB48"M.T.に捧ぐ"作編曲、乃木坂46”光合成希望”作曲、XOX"ダイジョーブ"作詞作曲編曲など楽曲プロデュース。久保田利伸、嵐、堂本光一ツアーなどにコーラス参加。
 
LIVEARTIST代表。
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