Hiroshi Yoshida
2016-06-28
人より出世する、仕事で結果を残す、そのために、たくさんの人に自分の魅力を知ってもらう機会をつくり続けることは大切。しかし、時に”友情”や”愛情”のあるつながりの強さが、仕事につながることは当然あるわけで。
突然ですが、あなたが例えば、醤油を買う時、どうしますか?まず行きつけのスーパーやコンビニで探しますよね。まあ、そこの商品棚に並んでる大手のメーカーから、自分の財布の中身と相談して妥当なものを選ぶのが大多数の人でしょう。
そこから少しこだわりがある人は、ひょっとしたらネットで検索するかもしれません。もっとこだわる人は、雑誌や本で紹介されているものを取り寄せたりするかも。
何が言いたいかというと、普通の人が何かを選ぶ時、世の中で一番いいもの、一番安いものである必要はなくて、 いつもの場所にある、そこにたまたまある、ということがとても大切なんですね。実力云々より大切なものもあるということです。
例えば音楽を選ぶ時もそう。たまたまテレビをつけたら流れている、ネットでシェアされている、コンビニで流れている、そういうものの中からいいな、と思ったものを好きになって買う。それが大多数の人の行動パターン。
そこに食い込もうと思ったら、やっぱりそれなりにお金をかけて売り出されているものでないと難しい。そうなると、普通の人がやるにはハードルが高くなってしまいます。
前の話の続きで、例えば親戚が醤油を作っているメーカーだったりすると、その醤油を応援してずっと買い続けるということはあると思います。その人の思い入れを変えるということは、理屈じゃないのでかなり難しいですよね。
音楽の業界は、実はほとんどがそんな思い入れで回っている世界です。コーラスや伴奏の仕事、となると、そういう演奏の仕事ができます!と看板を出して活動している人は少ないので、ちょっとした友達つながりなどがあるだけで仕事が決まりやすいんです。
いろいろな価値観がありますが、誰でも中のいい気があう人たちと一緒に音楽をやったほうが楽しいですよね。そんな意味で、いろいろな人と心を開いて仲良くなるという姿勢が、仕事につながっていくこともたくさんありますよ。