Hiroshi Yoshida
2016-09-24
子供の習い事として、ボイストレーニングやJPOPのような歌を習うというのはあまり一般的じゃない気がしますが、なぜでしょうか?考えてみました。
歌というのは、幼稚園でも習うし、いつでもどこでも歌えるもので、あえてそれ以上うまく歌うために何かするものでもないという意識があるのかもしれません。
例えば、日本語を教えるのに、わざわざ習いに行かせるようなことではない、というくらいのものでしょうかね。
しかし、もし将来プロを目指したい!ということでしたら、小さい頃から習うというのもアリだと思います。なぜなら、やっぱり音楽でプロになる人は、小さい頃からプロに近い環境で育ち、本物の音楽に身近に触れてきた人が多いからです。
ピアノのレッスンなんかでもよく言われることですが、絶対音感は小さい頃に訓練しないと身につかないという現実があります。ポップスでは必ずしも絶対音感は必要ありませんので気にすることはないんですが、やっぱり音楽的な感覚、センスというのも小さい頃の方が体に入りやすいという気はします。
この辺の感じは言葉と似てると思うんですよね。例えば英語をネイティブのように話そうと思うと、遅くとも10代半ばくらいまでに習得しないと難しくなる・・というのはわかりますよね?
もちろん、発音が全てではないので、それをどう活かすかはまた別の話ですが、音楽のような芸術分野では、やはり細かいニュアンスまで表現できることが良し悪しにつながってくることがたくさんあります。
小さい頃の方が耳が良かったり、体の使い方が固まってなかったりしますので、何かと吸収しやすいんですね。全てにおいてそれは言えると思います。
というわけで、幼少の頃から歌を習うというのも、ぜひ一つ習い事の選択肢として考えてみて欲しいものです。JPOPの世界で言えば、Misiaさんなんかも小さい頃から黒人の先生に習っていたそうですし、西野カナさんも民謡を習っていたらしいです。宇多田ヒカルさんなんて環境的に言うまでもない育ちですし、マイケルジャクソンだってジャクソン5の頃からステージに立って過酷なスパルタ教育を受けていたらしいですから、やっぱり小さい頃からの環境、教育がパフォーマンスに影響するのは間違いないでしょう。
もし我が子をスターにしたい!という夢をお持ちなら、歌を習わせてみるのも一つの手段かも??