Hiroshi Yoshida
2017-02-11
アーティストであるなら、ひたすら自分の信じたことを突き詰めた結果、人に認められると信じることが美しいとされることもあります。それも僕は間違いじゃないと思います。でも、やっぱりほとんどの人は生きているうちに認められて、アーティストとして生活したいと願うもの。そのためには、どんな考え方が必要なのでしょうか。
西野亮廣も驚く「稼げる1%の人」になる方法 | リーダーシップ・教養・資格・スキル
というわけで、最近何かと話題で僕も大ファンの西野さんが紹介している本に納得。
1万時間の法則については以前このブログでも紹介しましたが、
それを別のジャンルと掛け算していくことで、売りを立てて、希少価値の高いアーティストになっていこうという戦略ですね。
これは僕も最近特に思っていることで、歌がうまい子、いい曲を作る子、歌詞がいい子、それぞれたくさん個性はあるんだけど、それだけだと他にもたくさんいるから飛び抜けて目立たない。
例えば歌で、1万人に一人の圧倒的な実力を目指したいんです!という人がいたとして、それをやり続けて相当な実力を身につけたとしても、芸術の世界では1万人中1番の人と10番の人の微妙な差がわかりにくいので、それだけではどうしても売りになりにくいという現実があります。スポーツとかなら数字で結果が出るので、わかりやすいんですけどね・・
僕もいろいろなことを経験して、いろいろな人を見てきて思うのは、それだったら1万人中1000番くらいでも、とにかくキャラが面白いとか、とびきり見た目がいいとかの方が目立てる可能性が高い。実際デビューしていく子もそんな、パフォーマンス以外の要素で売りがある子が多い現実がありますよね。
もちろん、1万人中1番を目指して、さらにさらに目指して、世界にもチャレンジして、世界で認められたい!みたいな夢に向かってやりたい人はぜひやってみたらいいと思います。それだけの思いがあるなら、それを少しでも実現できたら十分に売りになるし、目立てる要素になるから。
でも、なんだかわからないけどとにかく歌がうまくなればプロに近づけるんじゃないか?と思ってやっている人は、少し考え方を変えた方がいいと思います。
僕は最近こちらのryoyaさんを知ってから映像にどっぷりはまってしまったのですがw
このryoyaさんの例も、ただビーガンのレシピを研究している人なら他にもたくさんいるんだと思いますが、おそらくryoyaさんがカメラ、DIYなどにも興味があって、それも追求していたからこそこの世界観が出来上がり、見た人がこの映像の世界観のファンになってなってしまうんですね。
こういうやり方って、これからのミュージシャンにも十分応用できると思うんですよ。音楽プラスアルファで、何か自分の趣味を掛け合わせて検索流入を狙い、趣味の方で有名になってから音楽も知ってもらうとか、可能性は無限大ですよね。
何か一つのことしかできません!というアーティストってよくよく考えるとあんまりいないですよね。歌がとびきりうまくてかつ作詞もする人とか、踊りも踊る人、作曲もする人、タレント、役者もやる人・・何か一つできる人は、いろいろな方面で活躍できるポテンシャルを持っているとも言えるでしょうね。
というわけで、自分にしかないやり方で、自分の人生で興味をもってやってきたことを組み合わせて自分を売っていきましょう!