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NEUMANN U87Aiはなぜレコーディングの定番になったのか。

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Hiroshi Yoshida

2019-04-26

この度ようやく?自宅のスタジオにレコーディングマイクの大定番、NEUMANN U87Aiを導入いたしまして、レッスン内でのレコーディングもかなり本格的なプロ仕様のサウンドに近づいてまいりました。レッスンの中でボーカルをレコーディングしてリリース音源に使うなんてこともできるように、マイクプリ、その他の環境もよりブラッシュアップしていきたいと思っております!

最高のマイクではないけれど、定番になった理由。

機材屋さんでハイエンドマイクを試しに行くと、実は定番のNEUMANN U87Aiを激プッシュしてくる店員さんとというのは少なかったですw 正直でいい店員さんばかりと巡り合っているのもあるかもしれませんが、業界の中でも特に現行のu87aiはすこし高域のピーキーなところが敬遠されて、旧モデルのu87iが好まれたりもしているようです。

今は安くて良い機材がどんどん出ているので、使いふるされた定番はもうブランドだけでつかわれている、みたいな考え方もひょっとしたらあるかもしれない。

そんなことはわかっていたし、散々色々ためしたりした挙句なぜ定番のNEUMANN U87Aiを導入したかというと、一言でいえば”安心感”かもしれません。

こういうプロフェッショナルなレコーディング機材って、どういう状況で使われているかというと、スタジオは時間が決まった中でより安定したクオリティのプロの品質を求められる、まさに時間と世間一般の価値観とのすり合わせの連続。

そういう中でまず実験的なことを試すということが難しいので、一度信頼を得たものがとりあえずファーストコールで呼ばれるようになる。そして、それをつかわれた音が広まって聞く側の耳が教育されていき、その音がすればこれがプロの音だ!となる。

そしてあのプロの音がする機材を自分もとりあえず使おうということになる。そうして広まったらなかなか変わらないという現実があるのかもしれません。

しかし、そこに選ばれるというだけでも理由があるし、それだけたくさんの人が使いやすく、誰につかっても良い結果が得られるというのもすごいこと。そうやって定番になったものには何か特別なエネルギーが宿っているような気もしていて。

そこをみなさまにもぜひ体験してもらいたいと思ったわけです!!でやっぱり、みんなの共通認識としてのクオリティの安定感、うまくまとめてくれる力を一番持っているのはこれしかない!と改めて思いました。

頑張らなくてもどっしり主張する感じ。

歌い手としては、最初にスタジオでレコーディングしたときは何もわからなかったのでu87の音が特別いいとも思わなかったですが、慣れてしまうととても安心感がある。それってu87の中低域のどっしりした音の存在感、そして嫌がられるかもしれないけど?少し高域のじりじりしたところが逆に音を見失わない理由にもなっている気もしていて、改めて歌いやすいなあと感じます。

ボディのしっかりした感じもその安心感につながっている気がして、出した声を全部受け止めてくれてるような、楽器のように一緒に音を作ってるような感覚があります。今までつかってたマイクもよかったけど、やっぱりこれだなという。

昔いろいろ比較させてもらった中で、M149やらビンテージのU67はもちろん素晴らしかったのですが、家で所有するには少しオーバーな気もするし流石に贅沢すぎるw

そんな意味で、楽器でいうならギターなども2、30万円クラスのものをメインで使っているプロが多いように、歌い手にとっては程よくスタンダードな仕事の道具、という感覚で使えるのがこのu87aiなのではないでしょうか。

これからマイクプリも選定して、ますます自宅での作品クオリティアップが楽しみですし、それをレッスンにきてくださるみなさまに還元できるようにレコーディング技術も磨いていきたいと思います。

レコーディング、レッスンでの使用は鷺沼のスタジオのみとさせていただきますが、ぜひ作品の公開や配信、自主販売を検討されている方もお気軽にお問い合わせください。作詞作曲編曲からレコーディング完パケまで、個人で頑張るアーティストを全力で応援いたします!!

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