Hiroshi Yoshida
2016-11-30
日本人の多くは主に黒人的なリズム感の取り方にコンプレックスを持っている人が多いですね。自分には才能がないと諦めてしまっている人も多いと思いますが、結局それってリズムをとる習慣、踊る習慣、文化が日本に根付いてないからですよ。
そもそも、日本に生まれて小さい頃から音楽に合わせてなんとなく体を揺らすというようなことをしてきた経験のある人は稀だと思います。子供がはしゃいでるのはよくありますが、大人がそんなことしないから真似する対象がないんですね。
あとは、手足の長さや体幹の強さ、筋肉の量などで、どうしても体のしなりを使うことが苦手になりがちなところもありますから、その辺もリズム感の違いになっているのだと思います。
とはいえ、日本には日本の、代々培ってきたリズム感というのがあります。それが日本人にあっているんだから無理することはない、という考え方もありだと思います。
でももし、洋楽の影響を多分に受けている昨今のJPOPを少しレベルアップさせたいと思うなら是非意識してみてほしいのが、
頭から首、お尻にかけての背骨のしなりを利用したリズムの取り方。
つまりは体の一番重要な軸である背骨がリズムに乗っていれば、それを基準に全ての動作がリズムに乗ってくる、という感覚をもってみてほしいんです。
黒人のリズムの取り方で、よく頭、首をハトのように引いたりしているのがあると思いますが、それも要は、首が動いてれば背骨から腰に伝わって波打つようにしなるはずなんですよね。
ある意味、ロック系でも縦ノリのビートでヘッドバンギング!というのがありますが、首を動かすことで全身がリズムに乗るわけです。
リズムの頭拍を意識するのか、裏拍を意識するのか、という違いはあれども、背骨、体幹を利用してリズムをとるというのは同じ。
これも、意識としては頭、首を動かすイメージでも、実はお尻の仙骨というのが重要な役割を果たしている?かもしれないと僕は思っていますが、まあそれは置いといて
リズム感がイマイチだなあ、と感じている人はぜひ頭、首、背骨、腰の全体のしなりを感じながらリズムをとってみてください。
そんなに大きく動かないでいいですよw音楽を聴くとき、常に微妙に頭を揺らしているくらいのイメージで、だんだんそれが習慣になってきたら自然に揺れて気持ち良い、という感じがわかるでしょう。
何度も言いますが、自分が気持ち良い!と感じることが一番大切ですからね。
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