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あなたを幸せにしてくれるのは、ほんの数人の真の理解者。

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Hiroshi Yoshida

2021-5-15

先日配信ライブで、見ず知らずのリスナーさんがYOUTUBEで知ってファンになったとういうコメントに感動した様をみました。

ほんの数人の真の理解者がいさえすれば。

音楽を続けていく上で、一番大切なのはモチベーションを保ち続けること。そのためには、自分だけの満足も大切ですがそれだけでは続かない人が多いのも事実。音楽はやっぱり空間に放たれて、外の世界に何らかの影響を与えるものなので、それを誰かと共有していることの方が自然なんですよね。

最初はやっぱりスキルが伴わなくて、そもそもあまり音楽の音楽としての良さを表現できなかったりするので、人に好んでもらうというより応援されるということが多いのかもしれませんが、だんだんとできるようになっても、オリジナルを作り始めて自分が信じて貫いたスタイルやオリジナリティを誰かに認めてもらえるという瞬間は最初はなかなか訪れないかもしれません。

最初からみんなが好みそうなものを作れる人もいるし、少し変わったセンスに自分でも世間で認められるのか?と自問自答しながら、それでも自分では信じている。中にはあまり好きじゃないという声もあるかもしれないし、今はやりの主流の音楽とは違うかもしれない。

それでもやり続けて、誰か本当に好きでいつも聞いている、という人が現れたとき、それがたった一人でも心から嬉しいものなんですよね。むしろ、みんなが好みそうなものを作っていないからこそ、それをわかってくれることが本当にうれしい。そんな声があればずっとやり続けていけるのだと思います。

僕も昔、ライブをしてもお客さんが2人しかいなくて、それでもそのうちの1人が本当に良かったです、と言ってくれたような経験があったからずっとつづけてこれた、という話をよくするんですが、これって人生のあらゆる面で、真の理解者がたった一人でもいてくれたら、それは無限のモチベーションを生み出す、ということだなあと思います。