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プラットホーム戦略の次に来るもの。

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Hiroshi Yoshida

2021-4-3

SNSやライブ配信、アーティストを取り巻くインターネット環境は、様々なプラットホームの移り変わりとともにありましたが。

プラットホームのコモディティ化が始まる?

今僕が開発している配信、販売システムというのが、あらゆる人がアーティストとして活動でき、独自のルール設定でファンコミュニティを形成、独自の通貨的なポイントを流通させるなど、いろいろと考えていて

そう考えると、僕のような一ミュージシャンがこういったシステムを開発できるような時代になっているのだから、プラットホームを誰もが作るみたいなことは普通になるのではと思っています。

今までは何かのSNSが流行するたびに飛びついて、先に先にとコンテンツをつくっていた。しかしコンテンツはたいして売り上げになるわけでもなく、すべて無償で提供するというルールは半ば強制されていて

そのつらい状況でもようやくバズといえるだけのヒットを生めば食える。みんながそんなルールのもとに戦うしかない状況が長らくあった気がしています。

もちろん、ユーザーをすでにたくさん抱えているプラットホームの先行者利益というのは計り知れないのですが、ユーザーではなくクリエイターに選ばれるプラットホームが作れたら形成は逆転する。

決して批判ではないですが、自分もユーザーの側になったとき、その欲望というのは果てしない。より安く、なんならなんでもただで。すぐに、一番面白いものが見たい。その欲求にこたえてくれるサービスが一番。そんな感覚が当たり前になってしまっていた。

しかし、実際のところはその願望すら飽和状態になってきている気がして、情報過多に疲れている。

そうするとよりよいコンテンツをお金を払ってみたいという要望も増えるし、もう一つの方向性としてより親密に応援したいと思う特別な人とのつながりが強くなる と思っています。

そんな未来を見越しつつ、新たな価値観を提供できるような仕組みを日々考えて制作を進めています!