Hiroshi Yoshida
2021-3-4
人間にはマネをする力というのが元来ありますが、それが科学的にミラーニューロンという神経細胞として発見されてます。これは歌のレッスンにも応用するしかない!
歌のレッスン、作曲のレッスンにおいても、マネすること、コピーすることは、学ぶべきことのすべて、と言っても過言ではない永遠の基礎。
学ぶっていう言葉自体まねぶ=マネするという意味から来たらしいので、誰かの行為をマネするということからしか人間は成長できない、むしろ人間が人間として存在していることもマネの集大成といえるでしょう。
そして、レッスンの中で活かせることとしたら、先生の動きを見て、同じように歌ってみたりすること こそが本質的な意味で一番上達するための近道であることがわかりますね。
世の中にはいろいろな考え方があって、それらはすべてなんらかの有用性があって学ぶところがあると思うのですが、改めて、最近レッスンの中でまねしてもらうということの大切さを感じて。
結局目指すところは良い歌を歌うことなのだから、そのゴールイメージを鮮明に持っていることは何よりも大切。そのために一番情報量の多い3次元的インプットはものすごく成長につながりやすい。
やっぱり講師が感動的な歌を歌える人でないとお手本にならないし、まねしようと思わない。マネしたいと思うお手本を見せてくれるシンガーが先生であるということは素晴らしいことだと思います。
そんな意味では僕も歌うことを突き詰めていかなければならないし、まず自分の心が震え、そして誰かの心が震えるような歌を歌っていけるような心身を作っていこうと思った次第です。