栗城史多さんの死に思う、夢を与えることの意味。

登山家の栗城史多さんがエベレストのチャレンジ中に亡くなったということ。たくさんの人に希望を与えてきた存在であっただろうし、僕も何かで見ていてすごい人がいるなあとは思っていたので残念ですが、それにまつわるいろいろな登山家の方の意見などを聞いていると複雑な思いもあったりして。

チャレンジは無謀すぎて、そもそも達成できる見込みはなかった??

https://www.moriyamakenichi.com/2017/06/blog-post.html

こちらの記事が以前から話題になっていたようで、ツイッターなどでも賛否両論だったようですね。

何が本当か結局僕にはわかりませんが、

もし、本当に達成される見込みがないものを、パフォーマンスとして彼がチャレンジし続けることで、みんなに夢を与えていたのならいいじゃないか、という説もあるし

いや、確かに、それはほとんど詐欺に近いんじゃないかという考えもあるだろうし

とても難しいけど、これがエンターテイメントなんだとしたら、ありな話なのかもしれないと思ったり。

なぜなら、エンターテイメントは夢を与えることが目的で、何かを達成することが目的ではない。これが音楽で、”いつか自分の音楽で絶対武道館にいく!!”という夢を唱え続け、その夢をたくさんのファンが支援してくれたら実際に武道館にいける可能性が高い。

夢そのものをみんなと一緒に作っているのがエンタメ。

でも例えば宇宙にロケット飛ばす!とか、スポーツで一位になる!とかはどうしても結果が出る。そして結果をどこかで求められて、それができなければ夢が壊れてしまう。

よく、起業などするときにも、将来のビジョンを語っていろいろな人を巻き込んでいく必要があるけど、それもいつまでも達成できないと人が離れていく。

はなから大きなビジョンを達成する気はなく、資金だけ集めるのってやっぱり、ビジネス世界ではわかりやすく詐欺といわれますよね。

チャレンジし続けなければいけないところに追い込まれたのか?

いろいろな企業にサポートされたりして、チャレンジを続けていたそうですが、もし先に挙げたブログにあったような内容が本当なら、企画をサポートしていた企業やマネジメントに落ち度はなかったのかな?というのが気になるところ。

どう考えても無理なチャレンジをずっとし続けなければいけない状況に追い込まれたということはないのでしょうか。

もちろん、それも自分の選択でしょうから、強制されたということはないと思いますが、周りもチャレンジの達成可能性や命の危険性をよく調べないで、がんばれがんばれと言って応援しつづけて、本人を追い込んでしまった可能性はあります。

これって、夢を追う人生を選ぶ過程でよくあるんですよね。僕も夢を実現に向かわせるサポートをしている職業なので、とても考えさせられるとこがあります。

本人は歌手になりたいんです!と言ってくる。今の実力を僕が見ると、普通の感覚で考えたらこのレベルで今の年齢からスタートするとだいぶ難しいかもしれないな、と思ったとする。

でもこちらもそれをサポートするのが仕事なので、無理です諦めろとは絶対言わない。かなり可能性が低くても、その現実を知らせた上で一緒に頑張るしかない。

でも、そのことがひょっとしたら、その子の他の幸せな人生への道を閉ざしてしまっているかもしれない。諦めて他の道を探した方がいいのかもしれない。

答えは僕にはわからない。そんなときに、君はもう無理だよ、諦めて別の仕事した方がいいよ、と伝えるのが正しいのかどうか。

そう伝えることで、心に火がついてさらに頑張って絶対に夢を叶えてやる!!となる人もいるかもしれない。やっぱり自分には無理か、と諦めるきっかけが欲しい人もいるかもしれない(実際こういう人はたまにいる)

無理だからこそチャレンジしたい、という気持ちもわかる。でも、やっぱり僕はこのブログにあるように、今自分がどういう状況で、どういう武器があって、何が足りてなくて、それを手に入れる為に何が必要なのか?

そんなことを考えて行動しつづけ、圧倒的な努力を重ねられないような人が成功するのを見たことがない。

自分も手探りでただただがむしゃらにいろんな努力をしてきたから音楽の仕事につくことができたと思っていて、計算して、目標を立てて緻密にやってきたわけじゃないけど

登山というスポーツに、そういうプロセスが絶対とされるのであれば、当然トップの人たちに助言を受けつつ、それを達成できるような努力をすべきだと思う。それをせずに今回の最悪の結果を招いたとしたら、それでよかったのかなという感は拭えない。

今僕が考えていること。

今ちょうど、アーティストという夢を達成する為に、もっと自分の現状とか、目指す目標までの距離とかが数字で可視化されていれば、より正確に自分の夢の実現可能性を知ることができるんじゃないかと思っていて

そういう仕組みを考えたりしていたところ。今回のこの件であらためてそれをやるべきだなと思いました。

ただでさえ雲を掴むような、アーティストになりたい、売れたい、というような夢をどうやったら着実に実現できるのか??それにずっと興味があるし、今はネットがあるので、ユーザーのリアクションを数値化したり、なにか方法があるような気がしています。

もちろん、そのルールを超えるような圧倒的なエネルギーが生まれるのがアートだと思うし、あるいみ”奇跡”をみんな望んでいる。

栗城さんのように、その”奇跡”を信じて突き抜けた人はある意味で美しい部分もあるけれど、大勢の登山を目指す人が真似るべきやり方ではない。

僕はこの件を、音楽、芸能、アートをライフワークとして続ける人たちが、どれだけの人生のリスクを背負って続けていいのか?みたいなことに置き換えて考えていく教訓として活かしていけたらと思いました。

最後に、いろんなことを言われてますが、圧倒的な意志をもってチャレンジする様を見せてくれたことで栗城さんに勇気付けられた人はたくさんいて、僕もその一人であることは間違いないです。

栗城さんのご冥福をお祈りいたします。

2018-05-22T09:47:38

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