中嶋みゆきさんの”糸”のコード進行を分析してみた。

中島みゆきさんも、シンガーソングライターとしてたくさんの人にリスペクトされていますね。ap bank fesでのbank bandのカバーも、さらに若い人にまで知られるきっかけになったのではないでしょうか。

とても教科書的なシンプルな楽曲。入門編としても。

コードはこちらから。キーはB♭。

http://gakufu.gakki.me/m/data/DT10145.html

まずAメロ。

B♭  E♭  B♭ FonA   Gm  Dm7   Cm Cm7onF F

① ④ ① ⑤/⑦ ⑥ ③m7 ②    ②/⑤ ⑤

3つ目の①→⑤/⑦→⑥という流れはとてもよくあるパターン。①→⑤→⑥とするより、ベースだけ①→⑦→⑥とする方が綺麗に流れるんですね。そして定番のツーファイブからほぼ同じことを繰り返して

B♭  E♭  B♭ FonA   Gm    Dm7      Cm  F  F#dim

① ④ ① ⑤/⑦ ⑥ ③m7 ②    ⑤  ⑤#dim

はい、出ました最後の ⑤#dim。

秦基博さんの”アイ”でも出てきたやつですね。かなり使えるので是非覚えましょう。

次はBメロ。

Gm Dm   E♭  B♭  FonA  Gm  Dm  Cm Cm7onF F

⑥ ③  ④ ①     ⑤/⑦  ⑥ ③ ②    ②/⑤ ⑤

前の⑤#dimからの流れで⑥へ向かう定番の流れ。これ以外は特別言うことないですかね。⑥→③→④→①から後はAメロとほぼ同じ。

そしてサビ。

B♭ FonA Gm Gm7onF E♭  Dm Cm F F#dim

① ⑤/⑦ ⑥ ⑥/⑤ ④ ③ ② ⑤ ⑤#dim

出ました、ド定番の下降進行。よくあるハノン進行的なものですね。ベース音がずっと下降していくのでとても綺麗に流れて、感動的な感じを出してくれます。⑥/⑤の部分など、途中で分数コードになったりすると、またちょっと新鮮な響きが入って泣ける感じになりますよね。

JPOPではハノン進行は超定番なので、絶対にマスターしましょう。そして最後はまた次のコードに繋ぐための⑤#dimが入っています。

そして最後の山場!

Gm GmM7onF# Gm7onF Em7-5 E♭ Fsus4   B♭

⑥ ⑥mM7/⑤♯ ⑥/⑤ ④♯m7-5 ④ ⑤sus4  ①

この⑥→⑥mM7/⑤♯→⑥/⑤→④♯m7-5のパターンもよく出てくるクリシェ。コードで書くと難しく見えますが、⑥のコードのルートだけが半音ずつ下がっていってるだけ。最後は必殺④♯m7-5の黄昏ハーフディミニィッシュ(w)!!

玉置浩二さんの”メロディー”のサビでも山場になったところです。こうやって関連性を見ていくと面白いでしょ??

そして最後は普通に終止。という流れ。

”糸”のように、日本中の人が知っているような曲を何曲かレパートリーに入れておけば、いざというときに結構披露できる機会が来たりするものです。

このように、コード自体はよくありそうなシンプルなものでも、この曲の力強さはなにより歌詞にあるということはみなさん十分わかると思います。

言葉を大切に、伝えるという意味では、コードやメロディがあまりガチャガチャしていても説得力に欠けるので、シンプルな方がいいということも十分あります。しかしシンプルでも無駄なく良いメロディで埋め尽くされているから名曲なんですけどね。

コード進行は歌謡曲、JPOP的なシンプルなパターンでできている不朽の名作なので、ぜひみなさんも覚えてみましょうね。

2016-06-01T07:45:59

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