同じことの繰り返しの中で研ぎ澄まされる何か。

努力しても成功するとは限らない、というのはもちろんですが、人生のあらゆる場面で努力したことがのちに良い結果をもたらしたことは山ほどあります。

神は細部に宿るからこそ、同じことの反復は決して無駄ではない。

あらゆることを効率化してスピードアップして成功をつかもうという考え方は魅力的ですが、やっぱり何か一本つきぬけようと思ったら他に簡単に真似できない何かが必要なわけで。

そういうスキルが簡単に手に入るなら、すぐに追いつかれてしまうことは明白。息長くやり続けるためにはやっぱり、地味で同じことの繰り返しに思えるような、0コンマ何ミリの差別化が必要な場面もある気がします。

音楽をやっていて思うのは、成功する人は皆たくさんの試行錯誤、細部へのこだわりを持ち続けているということ。

こだわる方向性はそれぞれの感覚や、目指す方向で変わってくると思いますが、ちょっと異常なんじゃないか?と思うくらいの圧倒的なこだわりをもっている人が成功している例がたくさんある。

それが努力なのか、その人の譲れない美学なのか。いろんなモチベーションがあると思いますが、とにかくこれだけは負けたくない、という思いがそうさせているなという人が多い。

つまり、それがその人のアイデンティティというか、存在意義くらいに思っている。これで負けたら自分は存在する価値がないくらいに思っている。

思い込みかもしれませんが、若いうちなんて特にそういう、自分って一体なんなんだろう?何ができるんだろう?なんて悩んだりするもの。

そんな時に、自分は他のいろんなことでは負けるけど、音楽だけは絶対に負けない、という思いをもっていたりする人が一生音楽をやり続ける。

もちろん、その後広い世界を見て、自分より圧倒的に優れた人に打ちのめされたりもする。でも、そこまでに自分のアイデンティティの一部として、まるで宗教のように音楽を信じて来たものだから、絶対に捨てることができない。

だからやり続ける。じゃあレベルの高い中でも自分にしかできないことってなんだろう??そうやって研ぎ澄ませていきながら。そんな風に音楽を続ける人が多い気がします。

打ちのめされた時こそ一番続けるべき時。

そんなわけで、物事は何でも、失敗した時、もう嫌になった時、飽きた時、限界を感じた時こそ、もう一歩やってみるべき時なんでしょうね。

嫌になる時はいろんな言い訳を頭で考えて、辞める理由をうまくつくりだす。そんな時脳みそはものすごくクリエイティブにうまい理由を語りだす。

それが人間の性質なんですね。それを続けている限りずっと現状維持。そこを超えてこそ成長、新しい世界が見える一歩手前。

むしろ全てがうまくいっている時こそ辞める時かもしれない。もっと違うことにチャレンジしたりとか。

新年から4月、新しく何かにチャレンジしたい、という気持ちの人も多いと思いますが、むしろやり残していること、情熱が冷めてしまったこと、やめてしまったことをもう一度洗い出して、振り返って見ると、案外もう少しで成功できるのに、というところまで来ている何かがあるかもしれませんね。

2018-02-10T22:52:19

信じ続ける、モチベーション