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音楽は、楽しんでいなければ絶対にうまくいかない。

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Hiroshi Yoshida

2016-02-03

なかなか思うようにいかなくてしんどい、練習が楽しくない、曲のアイデアが浮かばない・・。長く音楽をつづけていればそんな日もやってきます。ただ、いやいや義務のようにやっていても大した成果はでません。

自分の音楽に、自分で本当に感動できてますか?

音楽に限らず、人は興味があることにしか熱意を注げません。熱意のない仕事もそれなりの成果は出せるかもしれませんが、こと音楽に限っては、そんな程度のものでは到底人の心を動かすことなんてできません。

これは長年いろいろとやってきて本当に実感することですが、自分より若い人クリエイターもたくさん活躍している昨今、彼らの作品を聴いて思うことは”心から楽しんでいる人の作品は、どんなものであれ輝いてる”ということです。

夢中なら、無敵モード。

経験値が足りない、完成度が低い、少し違和感がある、そんなことを簡単に吹き飛ばしてしまうような熱意がそこにはあって、やっぱりそれが一番魅力的に映るんです。

そしてその荒削りささえも、魅力になってしまって、そこから新しいルールなり、スタイルができたりするのが音楽です。なんかわからないけど楽しい、ルールとは違うかもしれないけどなんかいい、そういう感覚をいつまでも大切にしていないと、だいたい飽きてしまって、自分の作るものに興味が持てなくなるでしょう。

楽しくなってくると、こだわりすぎてつい時間が経ってしまっていたなんてことありますよね。・・でもそれは多分あなたの強み。

やっぱり突出したクオリティのものを作るクリエイターは、細部にこだわることを心から楽しんでいるので、ものすごい時間をかけてでも飽きないのです。

なので、行き詰まったら興味を持てるものをまず探しましょう。そうすると、ああこんな風なものをつくってみたい、とか、これは一体どういう風になっているんだろうとか、そこから興味が湧いてきて、クリエイティブな気持ちになれるはずです。

音楽は、楽しいことだけやってればいい。

こういうといろいろ勘違いもされそうですがw僕はそう思います。今までの経験から言っても、楽しくないと、絶対にいいものができないんです。

生みの苦しみ、という言葉もありますが、苦しみといいつつ、それだけ苦しんでもやりたい意思があるということは、絶対に楽しんでるんです。だって、本当に嫌な時は諦めて気分転換に散歩に行ったり遊びに行ったり自然にしますからね。

新しいことをマスターするときにも、苦痛が伴うことってありますよね。ギターで言えばFのコードを押さえられるまでには、結構指が痛くなったりとかいろいろあります。でもその苦痛ですら、絶対弾きこなしたい!という思いでやってきた人だけが弾けるようになるんですね。

あとは結果を求めすぎると辛くなるというパターンもありますね。自分が結果を焦っているな、と思ったら気持ちを切り替えましょう。今その瞬間を楽しんで夢中になって目の前のことに取り組むことが、最速で成長して結果が出る方法なんですから。