Hiroshi Yoshida
2021-2-5
人生の要所要所で、運動することで何かが上向いてきたような経験があって、それをレッスンでもよくいうことが多いので改めて考えてみた。
運動とは読んで字の如く運命を動かすこと。運を良くしたい、運が悪い、などということは誰もが日常的に思うことだと思いますが、それがどう決まっているかを考える人は稀だと思います。
占いやスピリチュアルの領域ではそういうことがあらゆる角度から昔から研究されていて、興味深いのですが、そういうものは一切信じられない!という人も多いかもしれないので、僕が考える、運動が運命を変えると思う理由はシンプルに、
ということ。運動するということは、体の中で滞っている血液や酸素やいろんなものの流れをよくすること。つまり、今、本来行き届くべきところに栄養や酸素が行き届いていない状態があるから、自分の思い通りに進まない、自分の力が足りていないという状況に陥っていて、それをちゃんと行き届くようにすれば持ちうる力が全て発揮され、全体のエネルギー量が増え、行動力も増え、メンタルも強くなる。
そうして理想を実現することに近づける、ということだと思います。
例えば道で転んでしまった、というようなことでも、注意力というのは視力、聴力、そして何か危険を察知する第六感的な感覚?というのも、あなたの神経のアンテナが正常に、感度よく周りの状況を捉えていれば防げる。
運が悪いな、と思うようなことが起こるのは、その力が衰えているというサインでもあるのかもしれません。
人間は動く生き物です。しかし現代は何かと固定されがちで、楽な方向に行きがちで、そこに安住するように仕向けられがち。コンピューターで全てが完結するような生活、というのもまさにその典型で、ある種、人間の肉体的なエネルギーを放棄させて、力を衰えさせ、全て誰かの思い通りにコントロールされてしまうような状況に陥っている可能性すらあると思います。
そんな意味でも、自らの力で運命を切り開こうとするアーティストたるもの、自らの体と頭を常に”動かして”いないと、理想の運命を切り拓けないのかもしれませんね。