Hiroshi Yoshida
2019-06-06
最近難しい響きのコード進行をコピーするのにはまっておりまして、頭をこんがらかせつつも響の美しさ、そこから広がるメロディの可能性に感動しております。
メロディを作るだけでも立派な作曲ではありますが、ハーモニーを無視してメロディを作り続けていくのは限界があるのではないかと思ったりもします。
少なくとも僕は、コード進行からメロディを導き出してそのサウンドを体に染み込ませていくということをずっとやってきたので、ジャズのアドリブのような感覚で、コードトーンや、そのハーモニーの流れでの美味しいメロディの運び方を経験的に積み重ねてきたのだと思っています。
だからコード進行というのはとても大切で、メロディを考える基礎みたいなものだと思っていて、そのバリエーションがたくさんあるからこそ、ユニークな流れを思いついたり、意表をついた展開ができる。
そして、やっぱり自分のメロディの癖、いつもこういう流れになってしまうよなーという流れもコード進行に引っ張られていることが多い。だから新しいコード進行でうんうんと考えながらメロディを作ってみると案外新鮮なものができたり。
J-POP的な曲は、サビの王道的な進行というのがどうしても避けられないような風潮?が続いている気がしますが、そろそろ違うものが出てきてもいいような気がしていて、そんな意味でも新鮮なコード進行をいろいろとコピーしてみるのはおすすめです。
ジャズはありとあらゆるハーモニーの実験がされてきた音楽で、もうテンションまみれで調性感が薄いようなのもたくさんある。そして昨今ブームの兆しがあるネオソウル系のハーモニーもかなり斬新で、意味もなくコードがスライドしたりする音をメロディに組み込んでみるとすごく浮遊感が出てかっこいいですよね。
というわけで、僕もちょいちょいそういう進行を自分の作曲に取り入れたり実験しているのですが、最近はこんなサイトを見ながらアイデアを学んでます。
うーん、やっぱり難しいけど美しい!僕はもともとギターをやり始めた時にボサノバを結構勉強したので、ギターでテンションコードを弾くのはある程度馴染みがあったんですが、ピアノはいろいろ弾けてしまうだけに、さらに複雑。10個くらい一緒に弾いてわざと音を濁らせてるやつとか、キーチェンジしたらもう・・w
世の中には天才的な人がたくさんいて、こういうハーモニーをさらっと使っちゃう人がいるんですね。
こういうところからアイデアをもらいつつ、自分の作品にも取り入れてみたいと思います。