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歌に呼吸の意識は必要か??

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Hiroshi Yoshida

2016-04-02

歌う上でとてつもなく大きな役割を担っている”呼吸”。腹式呼吸、横隔膜呼吸、丹田呼吸、いろいろなことを言われますが、呼吸の意識は必要なく、自然にするのがいい、という考えもあります。結局のところどういう意識が必要なんでしょうか。

ある意味で、どの呼吸法も言っていることは同じで、すべて正しいような気もする??

こちらに書かれている呼吸についての考察が、すこし難しいですがとても勉強になります。

ハラ(丹田)に力を込める | Manual Medicine 大場 弘 Blog

ここ数日の一連の記事を、参考のリンクまで注意深く読んでもらえたら、きっと何となく見えてくるものがあると思うんですが、最近でこそ、スポーツの分野で体幹や腹圧の重要性が語られるようになったので、その知識をもっていろいろ見ていくと紐解けていく部分がありますね。

昔から語られる呼吸というのは、呼吸と腹圧っていうのがいろいろごっちゃに語られているのでわかりづらくなる気がするんですよね。お腹に空気を入れるようにとか、力を込めるようにとか、息を吸うようにとか。

偉大な歌手は背中で歌う、という表現がありますが、腹圧として捉えても、背筋はとても重要な要素になりますから説明がつきますね。

高音にも。発声に必要なのは腹腔内圧だった!

で、最近面白いなと思っているのが、武道なんかでも推奨されることのある、 逆腹式呼吸。

これが歌う時にいいのかどうかは僕もまだわかりませんが、背中に素早く空気を入れる、という呼吸法を提唱しているボイストレーナーの方もいらっしゃいましたので、いろいろ表現が違ったりするかもしれませんが、瞬間的に似たような呼吸法を使っている可能性はあります。

自然な呼吸をするだけでうまくいくならいいのですが、現代人は生活習慣から、自然に呼吸が浅くなっている人が多いです。なので 呼吸が改善するだけで、あなたが抱えている発声の問題が一発で改善する可能性は十分にあります。いろいろな発見があって面白いですよ。ぜひみなさんもいろいろ探ってみてくださいね。