Hiroshi Yoshida
2021-4-28
練習を繰り返すと、何かができるようになり、それはそのうち当たり前すぎて意識すらされないものになる。それこそ本当にできることだけど。
当たり前のようにすごいことをやっている職人というのは、その技術をすごいと思っていないでしょう。すごいことを仕様としているうちは、何もできていないというのはレッスンをしていてもとても感じること。
つまり、意識してやっているうちはできてないし、できてないことをステージでは当然のようにできない。これはメンタル、フィジカルどちらにもつながることですが、逆にメンタルをとても研ぎ澄まして、集中力を極限まで高めると、できるはずのないことができたりもすることがあると思います。
そこまでのメンタル力?を持っている人は稀で、フィジカル力を鍛え、鍛錬することで次第に自分のメンタルまで鍛えられて、自信につながる。そんな関係性を最近考えていて
練習というのも、実は自分ができると信じることができるようになるための練習、だったりするのかも??とか。 だから理屈じゃなく、最初から自分は100%できると信じている人はすぐに何かができたりするのかもしれません。
その信念を揺るがすのが、社会の常識であったりという可能性も。何せ、既存の社会の中ではできない前提からスタートする教育の方が多いので、それじゃできない、あれじゃできない、そんなのできない、そんな理由を探す方が圧倒的に簡単。
実は本人をだまして、こうやるんだよーといってぱっと見せたらすぐにできるという人もいるのではないか?という可能性を捨てずに、常識では難しいとされていることがすぐにできるようになれるような指導の方法をずっと探し続けたいと思っています。