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若いうちの苦労は買ってでもしろ!夢だけ食べて生きれるうちに。

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Hiroshi Yoshida

2017-01-11

僕はどういうわけか、小さい頃から親に将来の夢を聞かれると、とりあえず”大物になる”とだけ言っていました(笑)いまだにその夢を追い続けている?途中ですが、やりたいことをやって生きるという意味でも、昔から言われる”若いうちの苦労は買ってでもしろ”は、本当だなとつくづく思います。

何ひとつうまくいかないで、もがいていただけの20代にも全部意味があった。

10代、20代で成功してずっと活躍し続けているアーティスト、クリエイターはたくさんいます。若くして成功して軌道に乗っているので、経験値もどんどん上がって差が開くばかり。そんなことを思うとひたすらしんどい・・

僕は音楽の中でも、DJ、トラックメイカー、楽器、ボーカル、作詞作曲と、ジャンルも様々にいろいろなことをやってきたので、ある意味どれも中途半端だったりするところもあり、同世代の活躍しているアーティストやクリエイターと自分を比較するとコンプレックスを感じてしまうばかりでした。

仕事も転々としたし、バイトも正社員も経験して、半ば音楽で生きることは諦めようかと思った時にツアーの仕事が決まってプロに。そこに至るまでには、自分がプロとして音楽でお金をもらって生活出来るイメージはまるでなかった。

そこからも当然、いろいろな苦労は続いたのですが、たった一つの仕事で得た自信、そこから見えた道筋というのは、とても大きなものでした。

もし自分が大学を出てなんの苦労もなく就職できていたら?

僕は大学を卒業して就職活動に失敗したことが、フリーターで音楽を続ける一つの節目になったのですが、もしその時それなりの企業に就職できていたら今のような人間力は絶対に育まれていなかったと思います。

フリーランス、もしくは起業してやりたいことをやって生きるという選択肢に憧れつつも、ずっと怖くて踏み出せないままだったのではないでしょうか。

ある意味、強制的に逃げられない環境に放り込まれたからこそ、本気で自分の生きる道を考え、必死でスキルを身につけ、どうにかこうにかそこに適応していったんだと思います。

人生において何かに注ぎ込んだエネルギーは、必ずどこかで還ってくるのではないか。

こんなことをよく思います。時給1000円の仕事をやっていれば必ず、そこでその仕事に注いだエネルギーに対して1000円が還ってきますが、

今はお金になるかもわからない、でもなんとか人に認められたい、だれかの力になりたい、そう思ってエネルギーを注いだ仕事は、いつかそれなりの価値あるものを自分に還してくれる。

それがお金なのか、信頼なのか、共感なのかわかりませんが、真摯な思いで何かに取り組んでいれば必ずどこかで誰かが見ていて、もしあなたが困っていたら、みんながあなたを悪いようにはしない。

それは生きて行く上で必ず価値のあるものなんだと思います。だからそれを信じてやり続ければ、ものすごいリターンが得られるかもしれない。

何歳であっても、今が一番若いから。

買ってでも苦労しろ、というのはつまり、今その苦労(苦労を注ぐ時間、エネルギー)を買う金額以上のものをきっとその苦労がもたらしてくれる、ということですかね。

それはいわば、人生の宝くじ。苦労や努力は人生の宝くじみたいなもんですね。

目先の小銭にとらわれて、本当に心から情熱を注ぎたいものに取り組めない、ということは、将来的に見ると金銭的にも大損かもしれませんよ??

もちろん、それもやり続けるからリターンが得られるもの。やめたら終わり。そして絶対に報われるかなんて誰にもわからない。だから、ちょっとづつ、1日5分でもいいから続けること。それがあなたの人生の宝くじを買い続けるということ。

誰でも、好きで夢のあることなら続けられるはず。ずっとそんな夢を見ながら生きていきたいものですね。