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これからの世代のアーティストは、当たり前に世界を目指せ。

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Hiroshi Yoshida

2017-01-05

LIVEARITST2017年、今年から目指していきたいことをいくつか表明していこうと思います。昨今の音楽業界を見ていて思うこと、それは、これからのネットネイティヴ世代は、最初から世界を目指していくのが当たり前になる、という話。

日本で売れたらいつかは世界へ・・なんてのはもう古いかも。

今の子供達は、生まれた時から当たり前にネットを通じて世界と触れ合っています。それと比較すると、その辺の大人の価値観なんて、所詮日本の片隅のちっぽけな価値観だったりします。世界にはもっと圧倒的に努力を重ねていたり、突き抜けた成果を出していたり、楽しんで仕事をしていたりする人が沢山いる。

そんな人たちの生き方や考え方に簡単にアクセスできる時代ですから、子供達の価値観も急速に世界基準になっていくでしょう。

日本の政治、学校教育なんて、いろんな利権が絡みまくってスピード感なんて全くない。残念ながら、学校教育システムが時代のシステムに追いついてくることなんて当分ないでしょう。

悪く言えば、現代のメジャーの音楽業界、芸能界、テレビ、新聞、出版社というのも、旧式のシステムが崩壊していくことを知りながら、なんとか既存のシステムを維持して稼げるとこまで稼ごうと頑張っているだけの状態。

そんな旧来のシステムをスルーして、ネットを駆使して、自由に表現し、自分自身で自由に仕事を選び、余計なシステムに余計なお金を吸い取られることなく成功する次世代のスターが出てくるのも時間の問題だと思います。

そんなアーティストを生み出したい。これはLIVEARTIST創設の頃からの夢。僕自身がアーティスト活動を通して描いてきた夢でもあります。そんなところを目指したいアーティストに対して、将来のビジョン、お金の問題、全てをクリアにして話し合いながら、フェアな関係のチームを作って作品を世に放っていくような方法を追求していきたいですよね。

世界=英語ができなきゃみたいな英語コンプレックスは割とどうでもいい。

どうも日本人は英語コンプレックスの人が多くて、奥ゆかしい性格のせいか、ブロークンイングリッシュでもなんとかコミュニケーションをしていく、ということを極端に恥ずかしがる傾向があります。(僕もですがw)

でも、世界を目指す=英語が完璧じゃなきゃみたいなことは全然なくて、とにかく意識を世界に向けることから初めてみたらいいと思います。

去年ブレイクしたPPAP、世界レベルのパフォーマンスを本気で目指すONE OK ROCK、カワイイxメタルでブレイクしたベビーメタル、中田ヤスタカさんプロデュースのアーティストなどは有名ですが、

その他あまり表にはでないけど、ゲームやアニメのカルチャーから出てきたアーティストが世界的にその界隈でヒットして、世界ツアーをしている例は沢山あるし、僕も昔とてもお世話になったSWEET SOUL RECORDSのNao Yoshiokaなども海外のフェスなどで歌っていますね。

こうして、日本のアーティストが世界に出るということが珍しくない時代が来ている中、いつまでも教える側が日本基準でいるわけにはいかない。

僕も最初の業界への入りが久保田利伸さんのコーラスですので、昔は洋楽のソウルやポップスを散々歌ってきました。外国人に褒めてもらったこともあるし、ちゃんとやっていればちゃんと伝わるものだなという実感はあります。

外国人と同じようなことを英語でやる、というのは、言葉のハンデなど沢山ありますので、正直全員にはオススメしません。現状のスキルや向き不向きから考えて、超ドメスティックなアニメ、ゲームの文化の中から世界を目指す方向性もありだし、アイデア一発で話題になるPPAPの方向性もありだしw

つまり、アーティスト活動する上で、世界を目指すという選択肢が全くない、という時代は終わったよ!ということを心に刻んでおいて欲しいですね。

というわけで、本気で世界を目指したいんです!というような方も大歓迎。年始から沢山お問い合わせいただいております LIVEARTISTの体験レッスンへぜひ。