Hiroshi Yoshida
2016-05-23
作詞作曲作業で煮詰まったら、すぐ外に出て散歩することをお勧めします。その理由。
座るより歩く方が平均60%もクリエイティブな能力を向上させることが明らかに
歩くことで、クリエイティブな能力を活性化させることができるという記事。
音楽家としては、 ベートーベンが散歩を日課にしていたというのは有名ですね。
歌うことに関連して言うならば、歩くことは、”体幹”、”姿勢”にも大きく関わってきます。当然有酸素運動ですので、呼吸にも関わってきますね。人間のポテンシャルを引き出す上でも必要な基礎力を刺激する要素が詰まっているわけです。
しかし、長年のデスクワークなどで、そもそもの体幹が弱っていたりすると、バランスの悪いまま歩くことになり余計体をこわすことも。
なので、そもそも姿勢が悪いような人は 体幹トレーニングから始めるのもいいかも。そうすると自然に姿勢が良くなっていくことが実感できるかと思います。無理して背筋を伸ばすという感じではないんです。骨盤の上に上半身が自然に乗っかっている、というような感覚です。
歌の面でも、健康の面でも、腹圧に関わる腹横筋、腸腰筋、などのインナーマッスルはとても重要で、それらのいわゆる”遅筋”は、素早い運動ではなく、ゆっくりとした運動で鍛えられます。
そして、遅筋の方が毛細血管が多くなるんです。血の巡りが良くなり、代謝が良くなるということです。太りにくい体にもなるということです。
体を鍛えよう!と思うとつい、ハードな運動や、ジムに行って表面の派手な筋肉を鍛えたりしがちですが、健康や能力開発という意味では遅筋の方が大切。
パフォーマーとしては、かっこよく見られたい!という意味で体を鍛えるのももちろんアリだと思いますが、その辺はバランス良く考えてください。
僕も一時期ジムで鍛えたことがありましたが、腕が無駄に太くなるとギターが弾きにくくなったりwいいことばかりではありません。偉大な歌手は太った人も多いですが、まさに表面の筋肉が関係ないということの証明ですよね。
というわけで、健康のために張り切って運動しよう!と思うのもいいですが、とりあえず気軽にその辺を散歩してみてください。何か違うアイデアが浮かんでくるかもしれませんよ。