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大きな声を出すために。声量上げるにはまず気持ちから?

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Hiroshi Yoshida

2016-07-21

声が細くて・・声が聞き取りづらくて・・という人は結構多いです。現代日本ではそんなに大きな声が必要とされない、むしろ抑制される場面が多いので、当然かもしれませんね。声量アップのコツなどはいろいろあるんですが、まず大前提として大切なこと。

そもそも、大きな声を出そうという意識ありますか?

声量がないからと言ってボイストレーニングに通うことももちろん上達の近道ですが、そもそも大きな声を出そうという意識、普段からできてますか?

普段はもちろん、環境によってそんなに大声は必要ないでしょう。しかしそれをずっと続けていると、それが当たり前になっていざ大きな声を出そうと思っても出ないもの。

狭い家、近所に気を使う環境、そんな場所では、限界までの声を出さないで当たり前。だから普通の人が普通に出す声は、すごくセーブされた声なんです。

だからこそ、せめて練習の時は、思いっきり限界近くまで大きな声を出してみようとする意思がまず大切。

当たり前すぎることなんですけど、これが意識できてない人が多いんですよね。

100メートル走をもっと早く走りたい!と思って、全力で走らない人っていますか?そんなのありえないですよねw

全力で走るけどイマイチ早くならない、だからこそやり方を研究する、それが普通。

でもなぜか、声に関してはそこの前提が、全力の声というのをそもそも忘れている、もしくは普段から大きな声を出す習慣がなさすぎるために相当気合を入れないと出てこない、みたいな状況になっているわけです。

とりあえず、今できるやり方でいいから大声を出してみる。

もちろん、普段慣れないやり方でとにかく大声だしてみて!というと、喉を固めて痛めてしまうようながなり声になってしまう人も多いです。もちろんプロ講師が付いていれば、それをずっと続けるようなレッスンはしないし、我流でそれを続けるのは問題ですよ。しかし、自分の体を使って、全力で声を出そうとする、その試行錯誤の中で、自分の体が無理なく大きな声を出せるポイントを見つけていくわけです。

小さな声で無理のない発声を身につけてから、だんだん大きくしていく、という考え方もありますが、そもそも大きな声を出そう、とする意識がないと大きくなっていかないのは当たり前。

絶対ではないですが、できれば声は大きく出せるに越したことはありません。表現の幅も広がります。体の使い方をいろいろと試行錯誤して、ぜひ、大きくしようという意識を持って練習にとりくんでみてくださいね。

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