Hiroshi Yoshida
2016-03-30
ビブラートってどうやったらいいんですか??という質問はよくあります。これ、いろいろ意見があるところなんですよね。僕なりにいろいろ考えるビブラート、そして呼吸とピッチの関係についての考察。
一般的に大きく分けて、喉に力が入って震わせているような細かいビブラートと、いわゆる横隔膜を震わせて大きく振動させるビブラートと、それぞれあるような気がしているのですが、もちろんどちらがいいのかなんてのは各人のセンスです。
ただ、僕の体感でいうと、横隔膜を使って、その動きと連動させて喉でピッチを上下する方が自由自在にコントロールができるし、呼吸のコントロールもしやすいような気がします。
だから、そのやり方もマスターすることもお勧めしますよ。
簡単なやり方はこちら。
ちなみにわかりやすい、横隔膜の動きのイメージ。
最初は”ドレドレドレ〜”のように音程を一つづつ上げ下げしながらやるというのもいいのかもしれませんが、
これだといつまでも喉を高速に上下させるという意識が抜けず、かえって自然なビブラートになりにくいこともあるかもしれないです。しかし、それがヒントになるかもしれないので、やりやすい方でいろいろ試してみてください。
で、ここからはあくまで僕の仮説なんですが、一般的には声帯、その周辺の筋肉のコントロールでしか音程は調節できない!というのが一般的ですが、
これだけ、お腹で歌う!とか、背中で歌う!とか、体幹だとか、丹田だとか、お尻だとか・・・そういったイメージのトレーニングが言われてきたのか?ということを考えたときに、横隔膜の動きが、呼吸のためだけじゃなく音程のコントロールにも何か重要な役割を担っているのではないだろうか??という仮説をいろいろ考えてるんですよね。
特にこういうお腹を押してビブラートをする練習の時、お腹を押すとピッチが自然にちょっと上がる感覚ってありますよね?確かにお腹だけで音が変わっているわけではないと思うんですが、空気圧につられて上がるという感じ?
・・まだこの考えにも確証は持てないので何か成果があったら発表したいと思いますw
いい声をつかむアイデアになりそうなことなら何でも吸収していきたいし、みなさんに還元していきたいと思っていますので!
体験レッスンにもぜひお気軽に。