Hiroshi Yoshida
2017-11-13
遺伝的に見ても、なるべく異質なもの同士が混ざり合う方が強い種になるように、人間関係、習慣の中でも違う人間どうしが一緒にいる方が強いものが生まれることも多いですよね。
仲良しで価値観の合う人とばかり一緒にいるというのは一見良さげですが、同じような価値観で閉じたところにとどまりがち。
結局世の中のたくさんの人に知られようと思ったら、違う価値観の人に認められようとする努力が必要です。
それはものづくりの過程についても同じ。成功しているなら毎回同じメンバーで同じ発想でやり続けるのもいいでしょうが、試行錯誤している段階ではいろんな人の意見を取り入れたりしてみるのもいいかも。
少し話は違うかもしれませんが、こんな取り組みはとっても素敵だなあと思いました。
異業種が自由に横断しはじめた日本のブルーカラーたち。技術と製作意欲が集結、製作所「サタデーファクトリー」
僕もものづくり関係の仕事をしていたので、日本の職人さんたちのこだわり、美意識のようなものに日本的な良さは凝縮されているなとつくづく思って来たのですが
そんな技術が集まって独自のアイデアを生み出して行くだけでも面白そうだけど、それを個々人が自由にやっていく時代というのもまた可能性だらけ。
副業オッケーの流れから、個々人が仕事で得たアイデアを別業界に活かして行くなんてことも当たり前になればいいなと思います。
というわけで、僕も常に音楽だけでなく教育関係、健康関係、ビジネス関係の話題にもアンテナを張りつつ、いろんな人と交流をもっているつもりです。
そういうところからアイデアの芽が生まれたり、これからの時代のニーズが見えたり。独自の活動につながって行くと信じております。
しかし僕のレッスンのコンセプトとしては、思い切りその人の良いところを褒めていくという方向。馴れ合いじゃないのか?と批判を受けそうですが、それには理由があります。
世に出て行けばファンになってもらえることより忘れられることの方が圧倒的に多い。うまくいくことより失敗することの方が圧倒的に多い。
だって100人ライブ見てくれて100人また次も来てくれてCDもグッズも買ってくれるなんてことはまあない訳で。
特に最初の段階はアウェーで厳しい目にさらされながらパフォーマンスするのがほとんど。その中で批判を受けたり、思い通りの評価が得られないことは山ほどあるでしょう。
そんな中で、せめて僕だけはその人の可能性を信じて、まず続けていくモチベーション、自信を持ってもらうようにすることが大切。それこそが大切な次への試みの原動力になると思ってます。
なぜ評価が得られなかったか、そういうことを考えて、またトライ、そういうPCDAを回して行くしか現実を変える方法はない。
一人ではやり方も目標も見失ってしまいそうになる中で、また違った側面からアイデアを提供できたりして、また新たな一歩を踏み出せる。そんな存在になれたらいいなと思っております。