武井壮に学ぶ、アーティストの価値。

アスリートタレントとしてはトップクラスの面白さ、しかも論理的な話もめちゃくちゃためになる、武井壮さんは本当にすごいですね。彼の話から、アーティストの価値というものも考えてみました。

アスリートも、アーティストも、人が求める数で社会的価値が決まる?

https://youtu.be/CRyAmV8LxhI

こちらの動画、とてもためになるのでシェア。

しかし、人が求める数によって価値が決まる、というような考え方は、特にハイアートの世界ではずっと否定されている価値観。要は、多くの人に簡単にわかるようなものでなくても、技術、芸術的に高度なものは価値があるというような考え方は、芸術の世界にはずっとありますね。

だからこそ、その価値がわかる人の間でだけ作品がとんでもない高額でやりとりされたりします。そうすると、あまり一般に知られることのないアーティストもそれなりに社会的価値を認められるわけですね。

そういう特殊な文化が成り立っている世界では、あながち求める人の数で価値が決まるというわけではないですよね。

しかし、音楽の世界に当てはめると、経済的な意味では、このルールは当てはまると言わざるを得ない。

音楽の世界では、ハイアートのように、高度な技術だから、ライブの料金が高い、というようなジャンルはクラシックや一部のジャズ、伝統芸能くらいのものです。それもポップスのライブと比べて何十倍も値段が違うというものでもありません。

CD,ダウンロード音源などの値段が違うということもほぼないですので、求める人の数、ライブに集まる人の数によって経済的な価値は変わるというのは間違いないでしょう。

というわけで、現代もっとも経済的に成功している音楽家は、ポップスの音楽家であろうことは想像に難くないですね。

少なくとも、生きている間によりたくさんの人に認められたい、裕福な暮らしをしたい、という思いが少しでもあるなら、よりポピュラーなジャンルを目指す方が可能性は高まるということが言えると思います。

結局何が自分にとって幸せか??やってみないとわからない。

そして、僕個人の経験から言えること。それはこの武井壮さんの価値観とものすごく近い。

僕は小さい頃はJpop歌謡曲をテレビで全部覚えてうたっていた子供だったんですが、思春期を経て、洋楽ロックからずっとマニアックないろいろなジャンルの音楽を好きになり、それが世界で一番かっこいいと思い込み、若い頃はそういう音楽をやろうとしてきました。

しかし、マニアックなものは簡単には理解されません。そして、自分がかっこいいと信じて真似しようとしているそのかっこいい洋楽を、完璧に真似できているわけでもない中途半端な何かは、そもそもそれほど高度なものでもなかったと思います。

でも、それを盲目的に信じている時にはなかなかその価値観から抜けきれないんですね。そういうこともあって、しばし方向性にもがき続ける時期がありました。

そんなこんなで、初めて巡り合った仕事で、JPOPのアーティストの現場に入った時、いろいろな価値観が変わりました。たくさんの人に受け入れられ、お金ももらえ、人からも尊敬され、人生が変わるということ。

自分の好きなことをやっていれば幸せ!という人がいますが、僕はそうは思いません。好き、という感情もいろいろ変わったりするし、いい加減なものです。好きで始めたことも、仕事になると嫌になるというのもよくあるパータンです。

でもどんなことであれ、”自分のやったことが、人に認められたら幸せ!”ということは間違いないと思うんです。

そして、何気なくやってみたことが認められて、嬉しくてそれを好きになってまたやり続ける、ということもよくある話。

そして願わくば、よりたくさんの人に認められたら、なお一層幸せじゃないでしょうか?少なくとも、僕がいろいろなことを経験してきた中では、やっぱりそれは真実だと思います。

いや、そんなことはない、俺は俺でやるんだ!という人もいるでしょう。そのままのスタンスで一生終える人もいるでしょう。それはそれでいいと思いますが、一度でも、たくさんの人から認めてもらえる喜びを味わった人なら、少し考え方も変わるはずです。

偉大なジャズのパイオニア、マイルスデイビスは、ジャズの中での様々なスタイルの変遷をリードしてきた偉大なミュージシャンですが、晩年は積極的に若いミュージシャンと一緒にポップなステージに立つようになりました。

ジャズという音楽は、ハイアート的な世界に捉えられていますが、晩年マイルスはきっと、自分がリードしてきたジャズという音楽が(彼は”ジャズ”を作ったつもりはないのでしょうが)、一般的な価値観から離れて行ってしまったことに矛盾を感じたのではないでしょうか?

さて、あなたはどういう世界を見たいですか?

もちろん、ハイアート的なものが心底好きで、一生そういう音楽を追求し、いつか多くの人にその文化を理解してもらえるように活動していく、という方向性も素晴らしいと思います。

生きているうちに成功をつかみたい気持ちがあるのならば、大切なのは、どんな作品であれ、あなたのマインドが閉鎖的なものでなく、外に向かって開かれてるかどうか、ということだと思うのです。

そして当然ですが、今までの話は本当に趣味で自分が楽しければいいんだというスタンスの人には全く関係ないかもしれない話です。(いや、でも実はそんな人も、作品を人に認められたら嬉しくてまた違う世界が見えるかも?という意味で言っているのですが)

というわけで、いろいろ悩むより結局はいろいろ行動してみて、やっていく中に答えはあると思いますよ!!




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ABOUTこの記事をかいた人

2004年、早稲田大学政治経済学部卒業後に歌を志す。メーカー営業マンとして働く傍ら2010年久保田利伸全国ツアーのコーラスメンバーに選出され脱サラ。楽曲提供、全国全都道府県ギター弾き語りツアーなど敢行。西野カナ”Dear Bride”、”Esperanza”、”beloved”他多数作曲(共作)、AKB48″M.T.に捧ぐ”作編曲、乃木坂46”光合成希望”作曲、XOX”ダイジョーブ”作詞作曲編曲など楽曲プロデュース。久保田利伸、嵐、堂本光一ツアーなどにコーラス参加。LIVEARTIST代表。

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