いかにあなたを特別に思ってくれる人を増やすか。

インターネットの登場で、今までのアーティスト、タレントのあり方は確実に変わってきていると思います。しかしその辺をちゃんと認識して戦略を立てられる人は少ない気がしていて。

偶像としてのスターのあり方は崩壊しつつある。

時代の大前提としてとらえておかなければいけないのは、絶対に手の届かない、話をすることもできない、生活もよくわからない、ような昔のスターのイメージで成功することは難しくなっていると思います。

なぜなら、今はタレントもSNSで情報を発信し、私生活も切り売りしているような時代。SNSで日々何かを更新している(もちろん好感もたれるような情報を)タレントと、何もしないタレントがいたとして、

よほど魅力に違いがあるなら何もしなくてもいいかもしれませんが、人はより接点が多いものを身近に感じる習性がある。だから接点がないものは忘れられてもしょうがない。

人々の生活もSNS依存になっている現代でこれは致命的な差になる。

そして、やはりたくさんの情報を発信する中で、完成度の高いものばかりを表に出すのは無理で、日々の表情だったり、生活の一部だったりがどこかで垣間見えてくると、その人の本質がどこかであぶり出されてくる。

そうなると、キャラを作り続けるというのも苦しくなってくる。より本質にフォーカスされ、その考え方、ライフスタイルなどに見える共感、憧れがタレントとして重要な要素になる。

発する情報の質より量、というと語弊があるかもしれないけど、本質的に何を出しても大丈夫、という人ならどんな場面でも切り取って出すことができるだろうから、圧倒的に有利なのはまちがいないかも。

コミュニケーションすることで、特別な存在として認識される有利さ。

スマホのアプリの中に、YOUTUBEとSHOWROOMとLINEが入っていて、同じ時間を何に費やすか?という勝負になっているというようなことをよく言われてますが

好きな人、身近な人からLINEが来たら全てを中断するのが当たり前。それとの勝負になったらどんなコンテンツもかなわない。

みんなと仲良く友達になるというのは無理だけど、ただちゃんと人としてコミュニケーションを取り合っている間柄というのは、ただ一方的にぼーっと何かをみているだけの間柄より強い力があるのは間違いない。

そういう意味でも、インタラクティブにコミュニケーションができるというのは特別な関係性をつくる上で大切。

一方的に知っているより、会話したことがある、ということの方が脳裏に刻まれる印象、重要度も違うでしょう。

初期段階ではファンと特別な関係性を築くことに精力を注ぐ方が圧倒的に有利。

というわけで、最近いろいろやって来て思うのは、アーティストやタレントを志していくうえで、初期段階ではとにかく全力で頑張っている姿をたくさんの人にみてもらい、コミュニケーションをとって、下手でも応援してくれる人を一人一人掴んでいくことが続けていく上で絶対有利。

ライブなどたくさん続けていけば絶対に集客で困る時がきます。たくさんの人に知ってもらえなければどんなにいいアーティストでも行き詰まる。

そこで資金的にも行き詰まり、精神的にも行き詰まり、成長するためのフィードバックも得られない。

とかいろいろ考えたら、これってSNS時代じゃなく、昔からそうなんですよねw 大昔からバンドが成功するための条件として言われてたようなこと。やっぱり、少しでも応援してくれる人一人一人とちゃんとコミュニケーションして、大切にしていくしかないんですね。

しかし今はライブ配信アプリなどでそれが気軽に、世界中の人とできるようになったわけですから、めちゃくちゃ可能性がありますよね!

この記事を書いた人

吉田 博
吉田 博
2004年、早稲田大学政治経済学部卒業後に歌を志す。メーカー営業マンとして働く傍ら2010年久保田利伸全国ツアーのコーラスメンバーに選出され脱サラ。楽曲提供、全国全都道府県ギター弾き語りツアーなど敢行。西野カナ"Dear Bride"、"Esperanza"、"beloved"他多数作曲(共作)、AKB48"M.T.に捧ぐ"作編曲、乃木坂46”光合成希望”作曲、XOX"ダイジョーブ"作詞作曲編曲など楽曲プロデュース。久保田利伸、嵐、堂本光一ツアーなどにコーラス参加。LIVEARTIST代表。

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