ライブの空気を読む。自分もお客さんも緊張を解くところから。

昨日某プライベートな結婚パーティにお邪魔しまして、錚々たる歌手たちがパフォーマンスをしていたのですが、やっぱり貫禄を感じさせるアーティストは、惹きつけるための間を心得ているなと思いました。

冷静にお客さんを観察できないから余計緊張するループ。

ライブの緊張って最初はどうしようもないものだと思いますが、慣れていくと何が変わるか、一番大きいのはお客さんを観察できるようになること。

ライブを始めたばかりの頃は、自分の用意してきたパフォーマンスをただ見せる、という発表会のような感覚でいる人がほとんど。お客さんの反応に対して、何かをする、という当たり前のことが意外におろそかにされるんですね。

お笑い芸人でも、お客さんをいじったり、お客さんの反応に対して面白い返しをしたりするのは高度なテクニックですよね。やっぱりお客さんはその場でしか起こらないライブならではの楽しみをそこで感じるわけで、アーティストとお客さんのやりとりがあった方がライブとしての一体感が高まるのは間違いない。

だからぜひ、最初の頃からお客さんに対して何か質問を投げかけてみるとか、お客さんの反応に対して何かをするということにチャレンジしてみてほしいんです。

それもこれも、自分のパフォーマンスが不安なくやれるという自信があってこそ。それはどれだけ練習してきて、当たり前のようにやれるまで体に叩き込んできたかで決まる。

どんなライブでも、そのくらいの準備をしていないと、いいものにならないということですね。

余裕があるからこそ、静寂の間さえも恐れない。

スピーチの鉄則などでも、聴衆が静かになって注目が集まるまであえて黙ったままでいるというテクニックがあるように、ライブでも何か間を埋めなきゃいけないと思って必死にMCするよりは、必要なことだけいう方が好感もてます。

あくまでライブはアーティストとお客さんとの対話。好きな友達としゃべっていれば話が盛り上がっていく感覚、わかりますよね???ライブってシンプルに考えたらそれと同じこと。

日本のお客さんは黙ってじっと聞いていることが多いので、不安になってしまうかもしれませんが、だからこそ積極的にコールアンドレスポンス的なパートを入れるとか、その場所に合わせたMCを入れていくとかして、お客さんが動いたり、声を出したりして体を温め、リラックスさせることが必要です。

そう、意外とみんな見落としがちなのが、ライブって最初はお客さんも緊張してるんですよね。特に日本のお客さんはそうだと思います。

その緊張を解いていく。そうすることで自分の緊張もほぐれていく。そうなったら、自分のペースでライブを進めることができるようになると思いますよ。

 

この記事を書いた人

吉田 博
吉田 博
2004年、早稲田大学政治経済学部卒業後に歌を志す。メーカー営業マンとして働く傍ら2010年久保田利伸全国ツアーのコーラスメンバーに選出され脱サラ。楽曲提供、全国全都道府県ギター弾き語りツアーなど敢行。西野カナ"Dear Bride"、"Esperanza"、"beloved"他多数作曲(共作)、AKB48"M.T.に捧ぐ"作編曲、乃木坂46”光合成希望”作曲、XOX"ダイジョーブ"作詞作曲編曲など楽曲プロデュース。久保田利伸、嵐、堂本光一ツアーなどにコーラス参加。LIVEARTIST代表。

レッスンの詳細はこちら