歌がなかなか上手くならない・・そんな時に考えるべきヒント。


歌を練習しているけど、なかなか上達しない。今のままの練習でいいのだろうか?本当に感動できる歌になっているんだろうか?そんなことをいろいろ考えながら一人で練習している人も多いでしょう。そんな人に、少しでもヒントになりそうなこと。

そもそも、歌はそう簡単に上手くなるものではない。

たくさんやってるはずなのに、なかなか上達しないなあと思うレベルは人それぞれですが、歌というのは筋肉が目覚めていくことでコントロールが行き届くようになるものですので、数日で何か結果が出る場合もあれば、相当な鍛錬を積んでようやくできるようになるということもあります。

そもそも筋肉の使い方が間違っていた、間違った意識をしてしまっていたという人が、何かヒントを与えただけでコツをつかんでできるようになる、ということはありえますが、そもそも筋肉が目覚めて、使えていない人が急に使えるようになるということは起こりにくいです。

歌の難しいところは、トレーナーがこの筋肉をこう動かして!と言ってあげることもできないし、言われたところで動かすこともできないし・・というところでしょう。

それが他の楽器と違う圧倒的な難しさになっています。声帯を見れるようになったって、それを意図して動かせるわけじゃないですからね・・

幼少の頃なら、可能性は無限大。

筋肉の柔軟性、神経支配が行き届くポテンシャルはやっぱり子供の方が高い。だからやっぱり子供の頃ならすぐに吸収できる可能性はあります。

10代も後半くらいになってくると、ある程度動きが固まってきているし、いろいろな知識もついてきているので、なかなか自分がそれまで使ってきた体の使い方から抜け出せないことが多いです。

そうなってくると、独学でいろいろ試行錯誤しても、間違ったやりかたを反復してしまっていたりするんですね。

実際僕もそうだったし、一番多いパターンが喉声、ハイラリンクスなど、地声に偏ってしまっているパターン。地声でなんとか高音を出そうとしてどんどん悪循環になっていくのは辛いですよね・・

なぜそうなるか?僕の考えでは特に日本語圏では、裏声系、引き下げ系の筋肉は、歌わないと使うことがほとんどないからです。

だからボイトレだとその辺を重点的にやることが多いですよね。裏声は歌声の一番大切な土台。裏声を見つけるところから、強くして、張りを持たせるまで、広い音域で練習してみた方がいいですね。

音量、体の使い方がこじんまりしてると見えないことも。

歌が上手くなりたいと一人で歌い続けていると、音量に気をつけてないと小さくなっていきがちです。

歌に自信がないからこっそり練習する→聞こえたら恥ずかしいから自分にだけ聞こえる声で→知らない間に音量を抑える癖がついていて余計コントロールを難しくしている

これもよくあるパターンです。体の使い方に勢いや思い切りがないと見つからない声の出し方があるんです。

腹圧の意識なんかもそうですね(腹圧についてはいろんな考えがありますが、僕はヒントにした方がいいと思います。)

一般的に言われる、喉を開いて、みたいな発声のコツも、すぐわかる人は稀。

喉を開く、軟口蓋を上げて眉間、鼻くらいに当てるみたいな意識も、いろんな表現をされていますが、実際できるようになるまでは、なんかしっくりこないで当たり前。なんでそれがいいのか意味もわからないでしょう。

でも何か掴めると、確かに声が上から下までつながりやすいポイントというのがあるんです。それを掴めるまでは試行錯誤するしかないんですよね。

ボイトレの効果は、数ヶ月、完璧に定着するためには数年。

筋肉が無意識に動作できるように記憶するためには相当な反復が必要らしいですが、それを考えても、自分で意識して動かすことのできない筋肉を鍛えていくなんて、相当難しいことなんだろうなと想像できます。

だから、相当長い目でみて練習していかないと逆に辛くなって当たり前。気長にチャレンジしてみてください。

それを考えると、今、自分にできることの範囲内で、いかに目の前のお客さんに喜んでもらえるようなことができるか?と考えていく方が実践的。

そういう意味で、僕はずっと、技術にこだわり過ぎないように!ということを言っています。本物の技術はやっぱり10年スパンで考えていかないと身につかない。

じゃあ、10年ずっと練習だけし続けますか??って話です。音楽で人に楽しんでもらう方法って技術だけじゃないはずですよね。

もちろん、今できることの裏で、今できないことを数年後にできるようになろうと努力し続けることは大切。でも、そこにこだわりすぎないように、バランスをとりながら、いろんなことにチャレンジしていってください!

LIVEARTISTの体験レッスンでも、いろいろなご相談に乗りますよ。

この記事を書いた人

吉田 博
吉田 博
2004年、早稲田大学政治経済学部卒業後に歌を志す。メーカー営業マンとして働く傍ら2010年久保田利伸全国ツアーのコーラスメンバーに選出され脱サラ。楽曲提供、全国全都道府県ギター弾き語りツアーなど敢行。西野カナ"Dear Bride"、"Esperanza"、"beloved"他多数作曲(共作)、AKB48"M.T.に捧ぐ"作編曲、乃木坂46”光合成希望”作曲、XOX"ダイジョーブ"作詞作曲編曲など楽曲プロデュース。久保田利伸、嵐、堂本光一ツアーなどにコーラス参加。LIVEARTIST代表。

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