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男?女?性別の垣根を越えた美しい歌手たち。

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Hiroshi Yoshida

2015-08-19

音楽は国境を越え、そして性別までも超える。音楽に精通する方は揃って同じことを言いますよね。

男性歌手なのに、女性のような柔らかさや色気を持っていたり、はたまた恋愛対象がそもそも“男性である”とカミングアウトしている方までいらっしゃいます。

表現力を身につける必要のある歌手にとって、「自分が自分であることを表現する」といった意味では性別など小さな問題なのかもしれません。

今日は、そんな表現者たちの中で極めて中世的な魅力を持つ歌手についてご紹介いたします!

■IZAM

ビジュアル系バンドSHAZNAのボーカリストで一躍有名になったIZAMさん。

中性的な顔立ち、ファッションはカルチャー・クラブのボーイ・ジョージの影響を受けていたそう。

活動休止後はソロ・アーティスト、ギタリスト、俳優、映画制作など幅広い活躍をみせます。

最近ではバラエティー番組で見かけることもありますが、こだわりが強いIZAMさんは「クレーマーだ」と非難されることも。

プライベートでは吉岡美穂さんと再婚しました。

■L’Arc~en~Ciel hyde

音楽界のカリスマ的存在のhydeさんの美声と中性的な顔立ちは一般の人ならずとも芸能界にもファンがいて影響を与えているそう。

音域が非常に広く、響きわたる低音ときれいなファルセットは今もなお健在で、44歳とは思えぬその歌唱力とパフォーマンスで今もなお見る者を虜にします。

妻は女優の大石恵さんです。

■米良美一さん

宮崎駿の大ヒットアニメ映画「もののけ姫」といえば奇跡の美声といわれる米良美一さんを思い出す人も多いはず。

しかしその裏ではただならぬ苦悩があり、生まれつき難病を抱えていたこと、一時期は肉体的、精神的限界がきてあの美声が出なくなったことがあったと話します。

またゲイ疑惑がありますが、本人いわく「美しいものに手を出したく、美意識が高い」そう。

■美輪明宏

独特なオーラを放つシャンソン歌手、美輪明宏さん。

2014年紅白歌合戦では「愛の賛歌」を熱唱し圧倒的な歌唱力で日本の人々を感動させました。

しかし!人だけではありませんでした、面白い現象が全国各地から寄せられることになります。

美輪さんを見ていた動物たちが次々と奇妙な行動を起こし出したのです。

「猫が美輪さんに釘づけになり画面をずっと見ていた」

「ハムスターは動きが止まり、犬は挙動不審のように歩き回った」

「金魚が水面からジャンプした」

その神々しい姿、歌声は動物にも通じるものがあるのでしょうか。

■氷川きよし

演歌界の貴公子といわれ、おばさまたちを虜にしてきた氷川きよしさんですが、ゲイ疑惑やホモセクハラ、暴力といったことが明るみになりイメージダウンは免れません。

また「氷川きよしさんは歌が上手いでしょうか?」といった質問ではこんな厳しい答えも。

「大声を張り上げているだけで上手いとはいえない」

「大声を出して上手に聞こえるように錯覚させているだけ」

「ずっと一本調子で歌う声が耳障り」などなど。

好みの問題なのでしょうが、このような辛口な意見が多いのが事実なようです。

■蒼井翔太

魅力の一つとして年齢・性別を超越した歌声、心に入り込む歌声はまさに天使。

女の子のような歌声はデビュー当初から10代の若者を中心に話題となります。

小さな頃からハイトーンボイスに中性的な容姿。

実は小学生まではそれがコンプレックスでもありました。

・2004年ヤマハのティーンズ・ミュージック・フェスティバルではカバー曲を歌い高い評価を受ける。

・2006年SHOWTAとしてメジャーデビュー、現在は夢であったアニソン歌手・声優へ転身を果たしています。

と、現代の歌手をみてみましたが、クラシックの世界では、カストラートと呼ばれる、去勢された歌手が活躍していたこともありました。男性ホルモンを抑えることで女性的な声を維持しようとしたのでしょうか。