某メジャーレーベルの新人発掘担当者の本音を聞いてみた。

新人のデビュー前の音源プロデュースに関わらせてもらったりして、メジャーレーベルや大手事務所の担当者さんとお話させてもらう機会もあるんですが、その時に聞いた話。

中途半端に歌がうまくて可愛いとかよりは、歌が下手でもすこぶるビジュアルがいいとか、ダンスがうまいとか、キャラが面白いとか、何か飛び抜けたものがないと、心が動かないんですよねー

こういう話、どんなとこでもあるんです。

僕も共感するなーと思うのは

技術としての歌のうまさは、

芸能という意味では売りになりにくい。

なぜなら、他との圧倒的な違いが見えにくいから。

100メートル走で9,90と9,85で競ってる人がいて、うーんやっぱり9,85の人の方が才能あるのかなー??ってなるより

100メートル走なのにあいつ後ろ向きに走ってるよー!!みたいな人が現れた方が面白がられたり。

芸能ってルールを壊していくことが面白さだったり、そもそもルールなんてない世界ですからね。

個性とは出すものではなく、溢れ出るもの。 – LIVEARTIST

ここで語ったことと矛盾して聞こえるところはあるかもしれませんが。目新しさのないものはすぐに飽きられてしまう世界で、とりあえず世にでるきっかけとして、戦略的に売りを立てるというのは大いにありだと思います。

ただ、それだけでは長続きしないよって話です。

この話の教訓としてもう一つ最後に強調したいのは、どんなやり方でも、どんなスタイルでもいいけど

中途半端なのが一番つまらない

 

ってことです。悔いのないように、圧倒的な何かを見せつけてやりましょう!!!

 

ボイトレって本当に必要ですかね??

日本でもボイトレという言葉が一般的になってきた感のある昨今。

ボイストレーニングと一言に言ってもいろいろな先生がいて、

クラッシックの声楽ルーツにある”発声”を教える先生もいれば、アメリカショービズ界で培われたスピーチレベルシンギングをベースにした先生もいるし、さらにそこから独自の解釈を加えたりオリジナルのメソッドを提唱したりしている人がいろいろいて、何が何だかわからないという人も多いはず。

ただ、僕がJPOPや洋楽ロック、R&Bなどを歌ってきて思うのは、現代的なポップスに必要なボイストレーニングの基本は、

いかに無理なく歌うかということ。

基本的な考え方としては

”あなたらしさを保ったまま、それを楽に歌えるようになろう”

ということが歌を長くたのしく続けていくコツです。

 

現代のポップスを聴いていればわかるように、歌い方やスタイルは千差万別。正解なんてない世界で、むしろ個性がないものは埋没していく世界。

シンガーの個性を殺さない、という意味で表現としては時に間違っているとされる発声をするのも全然あり。

ただ、それが苦しかったり、喉を痛めてしまったりして続けられなかったら(特にプロとしては)困るから

そのサウンドをキープしたまま、楽に出せるようになりましょうというのがボイストレーニングの役割です。

 

要は、

①ボイストレーニングは自分らしい歌をキープするためにある。

②ボイストレーニングと歌のスタイル作りは違う。

③ボイストレーニングだけで魅力的な歌にはならない。

 

ということを自分の中できちんと認識していれば、自分の声の軸のようなものがわかって、そこから自然な自分の声というのが見つかっていくはず。

自分の中でこういう歌い方が魅力的だと信じて歌っているはずの今のあなたのスタイルは、ひょっとしたらだれかのモノマネから影響を受けたものだったりするかもしれない。

でもそれはあなたにとって自然な声の出し方ではないかもしれない。

それを発見するのもボイストレーニングの役割です。

 

というわけで結論、

あなたらしく、いい歌を楽に、自由に、歌い続けたいなら
ボイストレーニングは必要です。

 

自意識過剰もほどほどに。

 

あいつ全然空気よめてないよな・・・

ダッサいのに気づいてないのかな・・

もはやイタイよね・・・

 

そんなアーティストを見ては、自分はそうはなりなくないなと思うことでしょう。でもそういう声に怯えて

 

この曲でいいんだろうか??

この衣装でいいんだろうか??

この歌詞は恥ずかしくないだろうか??

 

そんなことを考えすぎていつまでも人前に出れない頭でっかちはなおさらダメ。最初の一回目から完璧にできる人なんてまずいないし、その一回目を経るからこそいろんな感想が聞こえてきて、そこから改善していけるんです。

若い頃はとくに、人の目線とか、自分がどう思われてるかとか気になりますよね。それってとても感性が鋭い証拠。アーティストとして繊細な表現をする上でとっても大切なことです。

でも、だからこそ、絶対にかっこ悪いと思われたくない!

だから人一倍練習しよう!!

というモチベーションでやる人は、勝手に成功していきます。

人前に出る仕事は、自分を客観的にみつめて冷静に判断できる能力が不可欠。

最後に一つ、

あなたが思ってるほど、みんなはあなたのことを気にしてない。

ネガティヴにもポジティブにも捉えられるこの言葉を胸に抱いて。もっと自分を見つめなおして、いろんなことにチャレンジしていきましょう。

行動することで、答えは一つづつ見つかっていきます。

歌を上手く聞かせようとする人ほど上手くないの法則

歌って本当に繊細な表現手段で、その人のキャラクターとか心情とかが丸裸になって見えるような気がしますよね。

そんなわけで、歌をちょっと習ったり練習したり、ライブをやり始めたりした人たちにありがちなこと。

上手く聞かそうとして押し付けがましい歌になる。

高度な節回しばっかりに気をとられて歌詞が聞こえない。

完成度にばっかり気をとられて心に響かない。

歌を習ったりすると、そういうポイントばかりに意識がいくかもしれませんね。

でも結局、歌って心に響いてなんぼ。心に響かないテクニックなんて何の価値もないのです。

 

そういう意味で気をつけたいのは、あなたが普通にお客さんと会話するように、

自然にでてくる歌しか歌わないこと。

意識しないとできないようなテクニックは必要ありません。完全にあなたの体の一部となっている表現方法だけ使って、そこにいる人たちに自然に話しかけるように歌ってみてください。

やっぱり、聞いている人も、自分を大きく見せようとか、無理しているとかそういうことはわかるものです。だからこそ、あなたの実力のままの等身大の表現がきっと多くの人の共感を生むと思います。

逆にいえば、なにか高度なことにチャレンジしたいなら

当たり前に、自然にできるようになってから。

その方が数段カッコよく見えますよ。

すごく高度な技を軽々とキメるプロは、それを当たり前にできるくらい練習してきてます。それだけの努力ができるからこそプロレベルに達することができるんですね。

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