Fist pump at Occupy Wall Street by WarmSleepy

シャウト、デス声も実は大切な練習?仮声帯が広げる声の可能性。


普通のJPOPファンの人はあまり耳にすることがないかもしれませんが、いわゆるデスボイス、などと言われて、ハードコアなどのジャンルでよく使われる、威嚇するような恐ろしい歪んだ声がありますね。それだけでなく、ロックやブルース、ソウルでも耳にするガッとしたシャウト、そんな声が実は、声の可能性を広げるんです。

仮声帯の働きはよくわかってないが、活性化させれば声の変化を実感できる。

ガム、と言われる、仮声帯を動かしていく音、一番みなさんに身近な音でいえば、咳払いをしたときの”ゴホン”という”ゴ”の音。

その時、声帯じゃないところがブルブルと動いている感じ、わかりますか??

その音を、意図的にいろいろな音程を歌う時にも出せるようになると、理屈は分から無いのですが、声帯の閉鎖が強くなります。ミックスボイスの音域などで、強く閉鎖していく上でのトレーニングになりますし、声量アップにつながります。

仮声帯の働きについては、科学的にもまだ解明されていない部分が多いようで、いろいろな可能性を秘めていますが、一般的には喉を痛める、野蛮な声、汚い声、というイメージがあるようで、あまり積極的に練習したりはしません。

実際、最初の頃は喉が痛くなったり痒くなったりするでしょう。そんな時は休んでからまた次の日にでも少しづつ練習するようにしてください。やっていれば、痛くも痒くもないポイントが見つかります。

ミックスボイスを習得する上でも、地声と裏声のバランスをとるのに重要な感覚を直接発見していく手がかりになるかもしれません。

今よりもっと原始的な時代にはおそらく、仮声帯を使った声をたくさん出していたのでは?

仮声帯を使ってみるとわかりますが、こっちの方が大きな音量が出ます。シャウトなど考えてみればわかりますよね。だから遠くの仲間に呼びかけたりするのに、大昔の人はおそらくこんな声を頻繁に使っていたのではないかと。

人間の声には本当はたくさんの可能性があるのですが、現代の文明社会の中で、言葉しか使わなくなり、大声を出すのは野蛮、というような文化的な抑制も手伝って、どんどん声の可能性が減っているのかもしれません。

僕は特に、現代日本の社会環境、そして日本語の特性からして、日本人は声の可能性を押しつぶしてしまう傾向が強いような気がします。

ぜひ、たまにカラオケで大声を出すことの一環として、喉を傷め無いようにガム音を使ったシャウト、歪んだ声を練習してみてください。綺麗に?喉を傷めずできるようになったら、歌の可能性も広がるし、今まで自分の中に眠っていた”野生”のめざめのような新しい気持ちよさを感じることができると思いますよ!

この記事を書いた人

吉田 博
吉田 博

2004年、早稲田大学政治経済学部卒業後に歌を志す。メーカー営業マンとして働く傍ら2010年久保田利伸全国ツアーのコーラスメンバーに選出され脱サラ。楽曲提供、全国全都道府県ギター弾き語りツアーなど敢行。西野カナ”Dear Bride”、”Esperanza”、”beloved”他多数作曲(共作)、AKB48″M.T.に捧ぐ”作編曲、乃木坂46”光合成希望”作曲、XOX”ダイジョーブ”作詞作曲編曲など楽曲プロデュース。久保田利伸、嵐、堂本光一ツアーなどにコーラス参加。LIVEARTIST代表。


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「シャウト、デス声も実は大切な練習?仮声帯が広げる声の可能性。」への6件のフィードバック

  1. コメントありがとうございます。すごく研究されていることが伝わる動画ですね。閉鎖を強めるという意味では、ご存知かもしれませんが息を吸いながら発声するというのも効果的ですよね!いろいろな可能性がある領域だと思います。

  2. 初めまして、Duck Dollと申します。ブログ拝見いたしました。独学でホイッスル研究しているのですが、
    確かにエッジボイス系の発声を行うと、
    ホイッスルはかなり出やすくなります。(実体験)
    現在自分の喉で実験しているのでお時間あるときに、
    聞いて頂けると嬉しいです。(時間は12秒、音量注意)
    https://www.youtube.com/watch?time_continue=4&v=n0ZoVO-knLk

  3. コメントありがとうございます!そうだったのですね。仮声帯についての情報は一般的に少ないので、こちらの記事に興味深いコメントをいただけてありがたいです。勉強になります!

  4. 日本人がボソボソと喋りだしたのは比較的最近のことです。昔のドキュメンタリーでも聞けるようにもっとハキハキしたまた張りのある声で喋ってます(今の人からしたら、やかましいぐらいw)。

    歌唱においても今では見かけられないほど艶と張りのある強い声を出されています。
    よく日本語は言語的に向いていないといわれますが仮声帯を使わなくなったので今の状況があります。
    仮声帯は共鳴腔を作り出すような効果があり深く張りのある声を作りだすには必須です。 オペラでも英語でも使います。
    たったコレだけの事が日本において忘れ去られてしまったというのが残念です。

  5. 宗像 修様>コメントありがとうございます!内視鏡での観察をトレーニングに活かすという試み、素晴らしいと思います。僕は医学的な領域での研究は経験も知識もないので、教わったり、本などで得た知識から、自分が実際に歌ってみて、その中で体感として得られた経験を伝えていきたいと思っています。しかし、もしそのような研究によって具体的な仮声帯の働きが解明できるとしたら、積極的に仮声帯を使うレッスンを取り入れることもポピュラーになっていくかもしれませんね!期待しております!!

  6. 吉田 博様
    今晩は、声について調べている者です。
    私が現在行っている調査の結果と重なること(仮声帯の役割について)があったので、コメントさせていただきます。

    先日、内視鏡を用いて発声している時の声門部の観察を行いました。その結果ミックスボイス、ホイッスルボイスについて、とても面白いことが確認出来ました。

    地声、ミックスボイス、裏声を同じ音高で発声し、声門の形の変化を見てみると、地声からミックスボイスに移るときに前連合(声帯が合わさった前の部分)の少し上部が声門中心方向に動くことが観察できました。この部分は仮声帯とほぼ同じ高さにあり、仮声帯も同時に少し閉じました。

    この動きについては、前連合の上の部分と前連合が相反する方向に動くと考えるとミックスボイスの発声メカニズムを論理的に説明できます。詳しい解説はosasshiiのヤフー知恵ノートをご覧ください。

    ホイッスルボイスは仮声帯が閉じて小さな輪を作ることによって発声していることが分かりました。唇に咥えて音を鳴らす笛飴がありますが、笛飴のような構造を仮声帯で形作ることをイメージしていただければ分かりやすいと思います。このことも知恵ノートに書きました。

    私は内視鏡を使った観察の結果をボイストレーニングに活かしていけば、トレーニング効果を今よりずっと高められると思っています。このことについて吉田様のお考えをお教え頂ければと思います。

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