モデリングとかシュミレーターとか。”似た音”になることに意味あるの?

ここ数日で、マイクモデリングやアコースティックギターのモデリングプリアンプなんかを試す機会が重なって、前から思っていたデジタル、アナログの違い、ということに対しての問題を改めて認識する機会になったのです。

音が似てても根本が抜けるなら、ド定番のアナログ機材の方がやりやすい。

例えば本物のビンテージマイク、プリアンプのレコーディングと、シュミレーターを使ったレコーディングで何が違うか。
根本から違うポイントはやっぱり

”アナログの音はそこから直で出てる感じがする”
”レイテンシーがないのでスピードが早い”
“音に奥行き、立体感、空気感が感じられる”

っていうことを感じました。そしてなにより本物は音が気持ちいい。

特にコーラスを何本も重ねる時とかに、本物でやってたらとっても気持ちいいだろうし、立体的に重ねるというか、狙うポイントが変わりそうな感じがしました。具体的にどういうこと?って言われると説明できないんだけど。本物の方が気持ち良く歌えるのは確かだなと思いました。

 

これからの長い人生で何度も自分の歌をレコーディングするなら、本物のマイクとマイクプリを数十万かけて購入して気持ち良く歌うってのも十分安上がりだなあと。それによってもっと歌いたい!と思って、練習になったり、いいテイクにつながったりするなら安い。

楽器のプレイヤーは数十万の楽器を何本か持ってるのが普通だったりするわけだし・・とかおもいつつ、それでも簡単には手が出ませんがw

デジタルレコーディングされた音を加工する目的ならアリかも。

でも、一回デジタルでレコーディングされた音を加工する段階になるともう実機でもシュミレーターでもどっちでもいいかなって感じの音になるんですよね。それは多分一回デジタルになっちゃってるから、アナログ的な良さはそこで一回なくなってるというか。

だから編集する側の人は特に実機をわざわざ通すより、シュミレータープラグインを使ったりした方が便利なんだと思うし、僕も編集ではUADとかバンバン使ってます。なんかそれっぽい雰囲気になるというか。

僕の個人的な思い入れとしては、ノイズや物理的な磨耗などの問題を解決できるなら、すべてフルアナログ機材でテープレコーディングするのが一番いいものをありのままに残せるのではないかと思っているのですが・・やったことないんです(笑)。

なぜならそんなレコーディング手法は僕がプロになる以前にとっくに主流じゃなくなっていたから。それはとてもコストのかかる方法で、だからこそ昔はレコーディングするのに予算が何千万とかだったりしたわけで。

ある意味、アナログの音の良さを犠牲にしてデジタル化が進んで便利になった分、こうして誰にでも気軽に音楽を発信できる体制になった。それはとても意味のあることだと思います。

ただ、やっぱり本物を知った時にいいなあと思ってしまったらやっぱりそこに興味が湧いてしまうもの。

聞いている人にはひょっとしたら違いがさほどわからないかもしれないけど、自分の気持ちが変わることで伝わる内容も変わるとしたら、やっぱり価値はあるんでしょうか?

世の中は確実に、そういうデジタル技術を駆使したシュミレーターやモデリングの方向に進んでいきますが、どっかでやっぱアナログ本当に素晴らしいな!っていう流れが出てくる可能性も僕は感じていて。

どちらも表現の可能性を広げてくれることは確か。何を大切にするかで使い分けていけたら一番いいのかもしれませんね。




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ABOUTこの記事をかいた人

2004年、早稲田大学政治経済学部卒業後に歌を志す。メーカー営業マンとして働く傍ら2010年久保田利伸全国ツアーのコーラスメンバーに選出され脱サラ。楽曲提供、全国全都道府県ギター弾き語りツアーなど敢行。西野カナ”Dear Bride”、”Esperanza”、”beloved”他多数作曲(共作)、AKB48″M.T.に捧ぐ”作編曲、乃木坂46”光合成希望”作曲、XOX”ダイジョーブ”作詞作曲編曲など楽曲プロデュース。久保田利伸、嵐、堂本光一ツアーなどにコーラス参加。LIVEARTIST代表。

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