声はメンタルが99%です。


いろいろ試行錯誤しながら、自分の理想の声、歌を探している人も多いでしょう。僕もずっとそうです。しかし、狭いところでいろいろと迷っていることが、何か外的な要因でばーんとブレイクスルーを起こすことがあります。歌とか声って、まさにそれ。

実はみんな一番自然な発声法を持って生まれてくるのに、習慣的に忘れてしまうだけ?

よく、意識をふっと向けるだけで、ああそういうことか!とつかむ生徒さんがいらっしゃいます。いかに自分が習慣的にしゃべる発声の方法しか知らないかですよね。その方法が、”遠くに呼びかけてみる”。

ステージでもこれとっても大切な意識で、マイクがあるのでついマイクに歌ってしまいがちですが、喉には一切力をいれず、お腹だけ意識して客席の一番後ろに届くように歌ってみたりするだけで、ふっと力の抜けた、大きく通る声が出せたりします。

ようは、大きな声を出す、という意識ではなく、声を届ける、という意識を優先するだけで、自然に大きな声が出る、ということがよく起こるのです。

あくまで声は目的ではなく手段。何かを伝えるためのただの方法。歌を上手く歌いたい、誰かにいい印象を持ってもらいたい、信頼を得たい、それはもちろん皆さんが願うことですが、逆に、とにかく伝えたい、伝えなきゃ、という意識だけがあれば、自然に届く声が出ることもある、ということも覚えておいてください。

なので、いろいろなボイストレーニングの方法論を学んで、どの筋肉を意識して、どの部分を意識して、というのも大切ですが、最後には、本当のあなたの意識や自信がそのまま声に現れるだけだ、ということです。だから、声そのものをどうにかしようとするよりも、他の要因で声が変わったり、歌が変わったりすることがたくさんありますよ。

歌おう、歌おう、とするほど、喉周りの筋肉を使おうとする傾向。

緊張、不安などが高まると、どうしても喉周りの筋肉だけで声を出そうとする傾向が高まる気がします。高音が不安だな・・と思えば思うほど、地声のまま引っ張り上げようとして逆にヒックリかえる。そういうのはよくあるパターン。

何か不安があってそれをカバーしようとするとなんだかおかしなことになることが多いので、練習、準備、生活リズム、健康、そういったことで精神を安定させて、リラックスして臨める環境にしておくことがとっても大切。本当に、声はメンタルが一番出やすい楽器です。

とはいえ、心と体は繋がっているので、体を鍛えることでメンタルにも影響を及ぼすということはよくあります。どうしてもメンタルが弱い・・という人はこちらの記事などもぜひ。

クヨクヨしがち、自信がない、だからこそ歌をちゃんと歌ってみるべき理由。
丹田は歌の土台、声の支えのための下半身力。腹圧を見直そう。

遊ぶように、気楽に。歌って必死こいて血相変えてやるようなもんですか??ときに上手くいかないとわーーっと力を入れて叫びたくなる気持ちはわかりますw 僕も散々歌いたい歌を練習しても上手くいかなくてイラついたりしたこともあります。まあでも、それじゃやっぱり上手くいかないですよね。

発想を変えて、全身で遊ぶように、声を出してみると何か発見があるかもしれませんよ。

この記事を書いた人

吉田 博
吉田 博

2004年、早稲田大学政治経済学部卒業後に歌を志す。メーカー営業マンとして働く傍ら2010年久保田利伸全国ツアーのコーラスメンバーに選出され脱サラ。楽曲提供、全国全都道府県ギター弾き語りツアーなど敢行。西野カナ”Dear Bride”、”Esperanza”、”beloved”他多数作曲(共作)、AKB48″M.T.に捧ぐ”作編曲、乃木坂46”光合成希望”作曲、XOX”ダイジョーブ”作詞作曲編曲など楽曲プロデュース。久保田利伸、嵐、堂本光一ツアーなどにコーラス参加。LIVEARTIST代表。


体験レッスンを予約