満島ひかりに学ぶ、世界観のつくりかた。


先日のフジロックでも、モンドグロッソのステージに満島ひかりさんが登場したことが話題になっていましたが、彼女の演技力はいうまでもなく、ライブの映像など見ていても圧倒的な存在感と世界への入り込み方がすごくて、こちらも引き込まれてしまいます。

どれだけその役が憑依しているか??

歌うことは演技とは違うと思われるかもしれませんが、僕は演技をやったことがないのでよくわからないけど、芸能というのはある種、何か”自分以外のものが憑依する”というようなものでもあると思います。

憑依=とりついている、ってことで、オカルト的なことに思われるかもしれませんが、歴史的に見てもあらゆる芸能の中にそういった事例があって、その起源はアフリカで言えばシャーマンのような役割なのかもしれません。

つまり、だれか特殊な能力を持った人間に神が憑依して、その人間を通して神の意志を聞いたり、未来を予測したりしていたんですね。日本にもそういう神事の歴史がありますよね?

今ではそういったことはあまり信じられることがないかもしれませんが、いろいろな種類の芸能を通してカタルシスを得ることは、何らかの方法で、大きな神のようなものに触れているのかも??

入り込むための集中力。

で、そこに入り込めるか、という意味では恥ずかしさなどが邪魔をすることも多くありますが、結局集中力の問題ではないかと思います。

集中力をもってその曲の世界に入り込める人は、技術が多少伴ってなくても人を惹きつけるものになっていたりするし、逆の場合はどう頑張ってもつまらない。

芸能ってある意味、非日常の”普通じゃない人”を見ることで感情が解放されるんだと思うんですよ。人間は誰もがルールや倫理を超えた本能を持っていて、やってはいけないことをしたくなる瞬間だってたくさんある。

そういうことを芸能は受け止めて、自分の代わりに表現して解放してくれる。だから、舞台に立ったらもう獣と同じように、溢れ出す感情をありのままに表現しているくらいじゃないとあまり意味がない。

そんなことを改めて、役者さんとしても、ボーカリストとしても素晴らしい満島さんに学んだ気がします。

この記事を書いた人

吉田 博
吉田 博
2004年、早稲田大学政治経済学部卒業後に歌を志す。メーカー営業マンとして働く傍ら2010年久保田利伸全国ツアーのコーラスメンバーに選出され脱サラ。楽曲提供、全国全都道府県ギター弾き語りツアーなど敢行。西野カナ"Dear Bride"、"Esperanza"、"beloved"他多数作曲(共作)、AKB48"M.T.に捧ぐ"作編曲、乃木坂46”光合成希望”作曲、XOX"ダイジョーブ"作詞作曲編曲など楽曲プロデュース。久保田利伸、嵐、堂本光一ツアーなどにコーラス参加。
 
LIVEARTIST代表。
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